吉田みく「誰にだって言い分があります」

買い物依存症妻を持つ苦悩 インフルエンサー紹介商品を買いまくり…

買い物依存の妻に夫は悩んでいる(イメージ)

 コロナ禍で多くの人が「新しい生活様式」を試みるなか、スーパーなどで済ませていた普段の買い物をネット通販に切り替えた人は多い。フリーライターの吉田みく氏が、ネット通販の新潮流として定着した「インフルエンサーによるPR商品」を買いまくる妻に悩まされている30代男性に話を聞いた。

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「妻はスマホ依存症です。常にSNS……。飽きないのでしょうか」──そう語るのは武志さん(仮名・35歳)。年の離れた25歳の妻と二人で暮らしている。現在、とあるお金の問題を抱えているという。

「毎日のように届く段ボールは、玄関に山積みにされています」

 武志さんの話によると、妻は“インフルエンサーが紹介するPR商品”を買いまくっているそうだ。インフルエンサーとは、〈世間に与える影響力が大きい行動を行う人物〉(Wikipediaより)を指す。Twitter、インスタグラム、YouTubeなどのSNSを通じて、企業から提供された商品(美容・健康・アパレル・食品など)をPRしている。購入促進はもちろんのこと、認知度の向上も狙いの一つになっているとされる。

 商品のPRを行うインフルエンサーは、フォロワー数の多い(数千人以上〜)著名人や一般人の中でも、特に人気の高い人たち。影響力の大きさやPRの効果に応じてインセンティブが発生するケースが多いため、購買意欲がそそられるような魅力的な商品紹介でユーザー(フォロワー)たちの心を掴んでいる。

 SNSを頻繁に利用する若者から主婦やサラリーマンまで、商品によってターゲット層が広く設定されているのも特徴である。しかし、一部では過剰な広告表記(「絶対に痩せる」など)や、誤解を招く金額表記(初回100円、ただし6か月間継続で月額○○○円など)が問題視されているケースもあるようだ。

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