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【注目トピックス 日本株】FS Research Memo(6):ネットキャッシュの大幅増など財務体質の改善が進む

2016年7月21日 16:04

■財務状況と株主還元策について

フルスピード<2159>の2016年4月末の総資産は、前期末比1,432百万円増加の5,202百万円となった。このうち流動資産では、現預金が664百万円、売掛金が531百万円増加し、固定資産ではアドテクノロジー事業におけるソフトウェア投資やのれんの増加により無形固定資産が147百万円増加した。

一方、負債は前期末比692百万円増加の3,060百万円となった。主な増加要因は、流動負債で買掛金が562百万円、未払金が90百万円の増加となった。有利子負債については、前期末比21百万円の減少となっている。また、純資産は当期純利益の計上に伴う利益剰余金の増加によって、前期末比740百万円増加の2,142百万円となった。

経営指標を見ると、安全性を示す自己資本比率や有利子負債比率の改善傾向が続いており、また、ネットキャッシュ(現預金−有利子負債)も収益の拡大によって前期末比で大幅に増加するなど、財務基盤の強化が着実に進んでいると判断される。

なお、株主還元策として配当に関しては2011年7月期以降無配が続いているが、当面は内部留保による財務体質の強化や事業拡大のための開発投資を優先する方針となっている。復配の時期に関しては、単独ベースでの利益剰余金が黒字化(2016年4月末で809百万円の損失)した時点で、そのときの収益動向や投資資金需要なども考慮しながら判断していくものとみられる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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