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映画館に足を運ぶファンの鬼滅愛 甘露寺ヘア女性は「ケアが大変」

「鬼滅ヘア」は色とりどり(Imaginechina/時事通信フォト)

 一大旋風を巻き起こしている『鬼滅の刃』。映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、公開16日目に観客動員数1000万人を突破、興行収入も150億円を超え国内の歴代興行収入ランキングでトップ10入りするなど、その人気は留まるところを知らない。

 実際、映画館に足を運ぶと、従来の映画ファンとは異なる楽しみ方をしている観客も少なくない。在阪記者は、現地の劇場の様子を次のようにレポートする。

「映画公開から1週間後、なんばのTOHOシネマズに足を運びました。空席を設けず、全席を有効席にしていましたが、ほぼ満席でした。周囲を見渡すと上映中もマスクを着用している観客ばかりでした。

 興味深かったのは、鬼滅グッズを身につけて来場していた観客が多かったことです。鬼滅のキャラクターが描かれているパーカーや、缶バッジを付けたバッグ、鬼滅カラーのネイルをしている女性、ぬいぐるみを抱きしめて膝にのせている人もいました。このエリアは、メイド喫茶やアニメショップなどが軒を連ねる『オタロード』(日本橋)にほど近いため、アニメ好きが多く訪れていたのかもしれません。

 なかでも目立ったのは、“派手髪”と呼ばれているカラフルなヘアスタイルのファンが多かったこと。これは女性のなかでブームになった、いわゆる『鬼滅の刃カラー』や『鬼滅ヘア』と呼ばれているものです。主人公の竈門炭治郎は女性の間でも人気のあるバーガンディカラーで挑戦しやすく、毛先だけブリーチしてレッドを入れた竈門禰豆子ヘアや、毛先に紫を入れる胡蝶しのぶヘア、ブルーを入れる時透無一郎ヘアも女性に大人気です」

 実際に、現地に「鬼滅ヘア」で来場していた女性ファン(Bさん/20代)に話を聞いた。

「私の髪色は、“恋柱”の甘露寺蜜璃というキャラクターに似せて染めてもらったものです。インスタには『#鬼滅の刃カラー』というタグで大量のヘアスタイルが見られるので、私も劇場版公開に併せて美容師さんに画像を見せて、この色に染めてもらいました。

 それまでは毛先だけブリーチして色を入れる『裾カラー』で色々なキャラの色に染めていたのですが、劇場版記念にずっと挑戦したかった甘露寺ちゃんカラーにしたんです。ただ全頭ブリーチが必要なので、完成までに4時間かかりました(笑い)。ピンクと薄緑を組み合わせるので、ピンクシャンプーを使ってカラーを維持するなど、ケアが大変です」(Bさん)

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