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【ランチタイムコメント】日経平均は反落、日銀によるETF買い入れへの思惑

2016年8月10日 12:09

 日経平均は反落。48.39円安の16716.58円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えた。9日の米国市場では、6月卸売在庫が予想を上振れ緩やかに上昇したものの、原油相場の下落を受けて上値の重い展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円安の16680円だった。円相場は1ドル101円90銭辺りでの推移と、前日からはやや円高に振れていることもあり、利食い先行の展開となった。

 しかし、日銀のETF買い入れに対する思惑から下を売り込む流れにはならず、16700円を下回って始まった日経平均は、その後は16700円を挟んでの狭いレンジ取引となった。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。規模別指数は大型、中型、小型株指数いずれも小安い。セクターでは、水産農林、建設、サービス、ガラス土石、食料品、小売、石油石炭などが小じっかり。半面、ゴム製品、証券、保険、鉱業、海運が冴えない。

 狭いレンジでのこう着が続いていたが、前引け段階でのTOPIXの下落率は0.41%となっている。これにより、後場は日銀によるETF買い入れへの思惑が高まりやすいだろう。祝日前で参加者が限られているものの、断続的なインデックス買いの流れにより、日経平均が押し上げられる可能性がある。もっとも、日銀の買い入れが入らなかった場合には、嫌気売りを誘う流れになりそうだが、それでも下値を売り込む流れにはならないだろう。

 物色は決算を手掛かりとした個別物色になりそうだが、ポケモノミクス関連やフィンテック関連への関心にも向かいやすい。(村瀬智一)

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