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増える「路上食べ」に苦情の声が続々 飲食禁止張り紙に効果なくゴミ箱の周りは散乱

「路上食べ」増加が引き起こす問題とは(イメージ)

「路上食べ」増加が引き起こす問題とは(イメージ)

 緊急事態宣言が長期化したことで、都心部を中心に外出自粛に疲れが見え始めた人が増えていることが報じられている。飲食店が20時には閉まることもあり、路上や公園で缶ビールを飲んでいる人たちをよく見かけるようになったが、飲むだけでなく「食べる」人も多くなっているようだ。目撃談からその実態が見えてきた。

「例えば、タイだと至る所に屋台があるし、路上で食べる行為は珍しいことではありません。でも、まさか日本でも似たような光景を見ることになるとは……」

 そう驚きを口にするのは、タイから一時帰国中の40代自営男性・Aさんだ。気になったのは路上で食べている人のマナーだ。

「タイなら良くて、日本ならダメというつもりはありませんが、やはりきれいな日本の街はいいものです。先日驚いたのは、買い物をしに行った駅ビルの裏の、自動販売機があるちょっとしたスペースで、複数人がお酒を飲みながら、テイクアウトの惣菜や弁当を食べていたこと。

 それ自体は私がどうこう言えるものではありませんが、私が買い物を終え、ビルを出た時には缶や容器のゴミが散乱していました。路上喫煙は厳しく取り締まっているエリアなのですが、路上ゴミもしっかり取り締まって欲しいです」(Aさん)

缶専用のゴミ箱にカップラーメンの容器が無理やり…

 都内の飲食店に隣接するマンションに住む30代の女性会社員・Bさんは、路上にゴミが放置されていることが増えたと実感している。

「マンション前に設置してある自販機用の缶専用ゴミ箱に、缶以外のゴミが突っ込まれていることが多くなりました。前々からプラカップやお菓子の袋など、小さいゴミを入れる人はいたのですが、最近は容器などで大きいゴミが増えていますね。カップラーメンの容器が無理やり入っていることもありました。ひどい時は、ゴミ箱のフタが取られて、ゴミが散乱していることもあります」(Bさん)

 その後、管理会社がマンション前での「飲食禁止」を呼び掛ける張り紙を掲示したが、あまり効果はないという。

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