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【ランチタイムコメント】日経平均は小幅続伸、週足雲下限での攻防で雇用統計通過を待つ

2016年9月1日 12:03

 日経平均は小幅に続伸。21.12円高の16908.52円(出来高概算9億株)で前場の取引を終えている。小幅に反落して始まった。8月31日の米国市場はADP雇用統計が予想を上振れたことで利上げ観測の拡大が意識され売りが先行。原油相場の下落も嫌気された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の16910円だったが、前日の上昇に対する利益確定の流れが先行した格好に。しかし、ADP雇用統計の上振れにより週末の雇用統計に対する上振れが意識されるなか、9月の利上げ観測の高まりからその後はプラス圏で推移している。

 もっとも、雇用統計の結果を見極めたいほか、円相場が朝方からやや円安が一服していることもあり、16900円を挟んでのこう着に。日中値幅は60円程度と昨日に続き狭いレンジ内での取引が続いている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1000を超えており、過半数を占めている。セクターでは銀行、その他金融、鉄鋼、パルプ紙、水産農林、情報通信、輸送用機器が小じっかり。一方で、鉱業、保険、ガラス土石、機械が小安い。

 日経平均は16900円を挟んでの展開となっている。重要イベントを控えているほか、海外勢は5日のレイバーデー明けまでは夏休みで参加者が限られているため、想定内のこう着といったところであろう。また、週足の一目均衡表では雲下限が16945円辺りに位置しており、これが上値抵抗として意識される。16945円から17910円辺りまでの厚い雲であり、これを捉えるには材料不足であろう。まずは雲下限レベルでの攻防をみせつつ、雇用統計明けでの突破を意識したスタンスになりそうだ。

 先高期待から引き続き銀行など相対的に出遅れているセクターや銘柄への買戻しや見直しの流れが続きそうである。(村瀬智一)

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