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【注目トピックス 経済総合】シャープが中国携帯市場に4年ぶり再進出、低価格2機種を7日発売へ

2016年9月2日 13:05

「失地回復」を図って、シャープ<6753>が4年ぶりに中国携帯電話市場に3度進出する。中国市場向けのスマートフォン(スマホ)2機種を8月31日に公開した。若い世代にターゲットを絞り、価格を控えめに設定。ビジネスマン向けのハイエンド機種に絞っていた以前の戦略を改めた。台湾鴻海精密工業(2317/TW)の参加に入るなか、鴻海グループの強大な供給能力・製造力とシャープが誇るディスプレイ技術を融合。競争が激化する中国携帯市場に攻勢をかける。北京商報が9月2日付で伝えた。
新たに中国投入する機種は「SHARP C1」と「SHARP A1」。価格は1499人民元(約2万3200円)に設定した。そのうち「SHARP C1」は、1300万画素の高機能カメラを前面部に搭載。自撮り需要の高い若い女性をターゲット層に定めた。一方、「SHARP A1」は機能性を重視。モバイル向けICチップでは世界初となる聯発科技(Media Tek:2454/TW)の10コアSoC「Helio X20」を採用した。ハイスペックを求める男性消費者を取り込む戦略。メモリ4GB/ストレージ32GBのSIMカードも搭載した。
2機種ともに7日午前10時(現地時間)に発売予定。電子商取引(Eコマース)サイトの「京東商城」で予約受け付けを開始した。販売ルートは現段階で、「京東商城」のみに限定している。
シャープはこれに先駆けて、台湾で「SHARP AQUOS P1」と「SHARP Z2」を発売した。ミドル・ハイエンド機種に属する。価格はそれぞれ2万990台湾ドル(約6万8300円)、8900台湾ドル(約2万9200円)と高め。今後、中国本土にも同クラス機種を段階的に投入していく構えだ。
シャープは2003年に中国携帯市場に初進出。しかし中国本土ブランドの新興に押される形で05年に中国撤退した。08年に中国復帰。当時日本で最も売れた機種を投入し、好調に売れ行きを伸ばした。しかしスマホ時代の到来という逆風に直面。アップルやサムスン、中国新興メーカーにシェアを次第に奪われ、13年に再び中国撤退を余儀なくされた。
今回の再進出についても、「苦戦を強いられる」との厳しい声が一部で上がっている。調査会社IDCが発表した今年第2四半期の中国スマホ出荷台数ランキングは、華為、OPPO、vivo、小米の中国勢が上位4位を独占。鴻海傘下の富士康科技集団(フォックスコン)が受託生産するアップルの「iPhone」はシェア7.8%で5位に後退している。

【亜州IR】

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