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【注目トピックス 日本株】アイエスビー Research Memo(1):2016年12月期は順調に進捗中。来期の飛躍へ期待高まる

2016年9月9日 16:01

アイ・エス・ビー<9702>は1970年創業の独立系情報サービス企業。高い技術力を売り物に、国内の携帯電話メーカー各社及び大手SI企業などを顧客として、幅広い分野でソフトウェアの開発やシステム構築などを行ってきた。2015年3月に東証1部へ指定替えとなった。

2016年12月期第2四半期決算は、売上高6,630百万円(前年同期比8.2%増)、営業利益172百万円(同88.8%増)と前期比で大幅増益となり、期初計画に対しても利益は大きく上回って着地した。計画比上振れとなった直接的な要因は、プロジェクト管理の精度向上で、今第2四半期中の赤字案件の発生を防いだことだ。

事業の実態面でも、中期経営計画達成に向けて、いくつかの進捗が確認できた。同社が中期経営計画の重要経営施策と位置付ける新事業売上高と新規顧客売上高はいずれも、期初計画を達成した。新事業売上高をけん引したのは、昨年度に事業買収したMDM(Mobile Device Management)事業だ。多数のユーザーを会員に持つ事業を買収したため、ストック型収入が買収1年目から着実に入り、収益安定化に貢献している。

新規顧客売上高には、“Qt(キュート)”と呼ばれるアプリ開発キットの販売増が貢献した。Qt開発案件売上高は、分野別売上高の「組込み」分野の4.6%を占めた。Qtの直接売上高以上にインパクトがあったのが、Qt開発案件の受注をきっかけとして新規・大口顧客が獲得できたり、Qt開発案件以外のソフト開発案件の受注に結び付くという波及効果だ。この波及効果の規模はQt開発案件の直接売上高の規模を大きく上回ったもようだ。

2016年12月通期見通しについて同社は、期初の通期予想を維持し、売上高14,000百万円(前期比9.2%増)、営業利益420百万円(同5.2%増)を予想している。弊社では今第2四半期実績に照らし、この通期予想は保守的だと考えている。今下期の事業環境は第2四半期から大きな変化はなく、官公需など下期に需要期を迎える案件の取り込みやプロジェクト管理が想定どおりに運べば、上方修正の可能性は十分高いと考えている。

■Check Point
・第2四半期は大幅な増収増益で着地
・組込み事業分野が大幅な増収、情報サービスも堅調
・新事業の売上高拡大と新規優良顧客によりトップライングロースを狙う

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

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