投資

値下がり限度を設定、為替ヘッジ…… 先行き不透明ないまは「 リスク限定型」投信で運用

 期待リターンを提示している投資信託は他にもある。りそなアセットマネジメントの「りそなラップ型ファンド」だ。安定型、安定成長型、成長型の3種類があり期待リターン(目標リターン)は、それぞれ2%、4%、6%だ。

 この商品はリスク限定型とはいえないが、安定リターンを目指したい場合には、検討の余地があるかもしれない。
 
 投資信託は、手軽に分散投資ができる商品として初心者にも使いやすいが、さまざまな特徴を持つ商品が出てきいるので、慎重に検討して自分の運用目的にあったものを選びたい。

投信のリスクはどうやって判断する?

 投資信託のリスクと言うと「値下がりする危険性」と考える人も多いだろうが、正確ではない。

 本来は「価格のブレの大きさ」をリスクという。リターンが同じであれば、途中の値動きが(ブレ)が小さいほうが安心感は高い。それを「リスクが小さい」というわけだ。

 投資信託のリスクを判定する指標に「標準偏差」がある。価格のバラつきを示すもので、数値が高いほど価格のバラつきが大きい=ブレが大きいということになる。標準偏差は、投信評価会社「モーニングスター」のサイトなどで確認可能だ。

 標準偏差を利用するひとつの方法として、カテゴリー平均と比較するのもいい。例えば新光投信の「新光 US-REITオープン」の過去3年の騰落率は12.53%(7月31日現在)。

 同じカテゴリーの投資信託の平均が9.43%なので、平均を3.1%上回る成績を残していることになる。

 一方で標準偏差は、同投資信託が15.73であるのに対し、カテゴリー平均は17.13となっている。平均よりもリスクが小さいにも関わらず、高いリターンを実現していることになる。

 一般的には、リスクが大きいほど大きなリターンが期待できるが、個別に見ていくと、リスクを抑えつつ、より高いリターンを狙うこともできる。

※「マネーポスト」2016年秋号に掲載

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