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【注目トピックス 市況・概況】後場に注目すべき3つのポイント~調整一巡感あるが短期的な戻りも達成感

2016年9月27日 12:23


27日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・調整一巡感あるが短期的な戻りも達成感
・ドル・円は100円67銭付近、ドル堅調地合い、討論会でクリントン氏優勢の見方
・三井化学、東芝など6社のレーティング格上げ


■調整一巡感あるが短期的な戻りも達成感

日経平均は続落。54.15円安の16490.41円(出来高概算10億5000万株)で前場の取引を終えている。米司法省から巨額の和解金を求められているドイツ銀行への、財務に対する懸念が強まり欧州株が全面安。この流れから米国市場も売りが先行するなか、日本株市場へも売りが波及した。16400円を割り込んで始まった日経平均は、その後も下げ幅を広げ、一時16285.41円と16300円を下回る局面をみせている。

ただ、米大統領候補による第1回討論会が始まると、為替市場ではやや円安に振れるなか、輸出関連などを買い戻す動きもみられ、日経平均は前引けにかけて下落幅を縮めている。セクターでは銀行、保険、証券、機械、ゴム製品、その他金融、卸売、陸運が軟調。半面、水産農林、鉱業、その他製品、石油石炭、空運がしっかり。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。

日経平均は8月上旬以来の16300円を割り込む局面もみられたが、その後は下げ幅を縮めてきている。ボリンジャーバンドでは-2σまで下げており、調整一巡感が意識されやすいところである。ただ、-1σ水準まで戻しているため、戻りについても達成感が意識されやすいところであろう。一目均衡表では雲の中での推移であり、16565円辺りに位置している雲をクリアしてくるまでは、強気にはなりづらいところ。もっとも、日銀のETF買入れへの思惑のほか、中間配当落ち分の再投資に伴う買いが意識されるようだと、この雲上限辺りを試す可能性もありそうだ。

物色の流れとしては、円高一服の中で輸出関連の一角が買い戻されているが、強気にはなりづらいところである。米大統領候補による第1回討論会を受けた米国市場の反応を見極めたいほか、石油輸出国機構(OPEC)とロシアのエネルギー相による非公式会合の結果も見守りたいところである。積極的には動きづらいなか、低位材料株など、個人主体の売買が中心になりそうだ。


(株式部長・アナリスト 村瀬智一)



■ドル・円は100円67銭付近、ドル堅調地合い、討論会でクリントン氏優勢の見方


27日午前の東京外為市場では、ドル・円は堅調地合い。日経平均株価の下げ幅縮小に伴い、ドルは買戻しが強まった。米大統領選候補者によるテレビ討論会で民主党のクリントン候補が共和党のトランプ候補を制したとの見方もドルの支援材料となった。

ドル・円は100円30銭付近で寄り付いた後、日経平均の軟調スタートを受け一時100円09銭まで下落。22日安値の100円10銭をわずかに下回った。米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げペースに不透明感が広がっており、ドル売り基調に変わりはないようだ。

ただ、その後、日経平均の下げ幅縮小を受け、ドルは100円86銭まで切り返した。ランチタイムの日経平均先物はさらに下げ幅を縮小しており、目先株価が反転する展開となればドルは101円台を目指す値動きとなろう。

一方、日本時間の今日10時から開かれたクリントン氏とトランプによるテレビ討論会では、クリントン氏優勢と観測され、ドル買いを支援したようだ。目先もこの見方が広がればドル一段高となる可能性はあろう。

ここまでのドル・円は100円09銭から100円86銭、ユーロ・円は112円50銭から113円45銭、ユーロ・ドルは1.1239ドルから1.1255ドルで推移した。

12時20分時点のドル・円は100円67銭、ユーロ・円は113円19銭、ポンド・円は130円62銭、豪ドル・円は77円10銭で推移している。


(為替・債券アナリスト 吉池威)



■後場のチェック銘柄


・三井化学<4183>、東芝<6502>など6社のレーティング格上げ

・太洋工業<6663>、さが美<8201>など4社がストップ高

※一時ストップ高(気配値)を含みます


・クリントン民主党候補
「インフラとリニューアブルへの投資が必要」
「すべての人のための経済構築が必要」
「最低賃金の引き上げ、利益共有の拡大を」


・トランプ共和党候補
「米国のエネルギー政策は大失敗」
「米国から雇用が失われることを阻止する必要」
「FRBは政治的だ」



☆後場の注目スケジュール☆


<国内>
・08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(7月28、29日分)


<海外>
・特になし


<WA>

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