マネーポストWEB「マネーポスト」公式サイト

FiscoNews

【注目トピックス 日本株】ビューティ花壇 Research Memo(9):業界のコストリーダーとして生産・販売規模、原料調達などの物量拡大

2016年10月11日 16:28

■中期経営計画

ビューティ花壇<3041>は、急速な単価下落に加えて、直葬比率が加速度的に進む事業環境に対応するため、2016年6月期より3ヶ年の中期経営計画を推進している。同社グループのコア事業である生花事業(生花祭壇事業、生花卸売事業、ブライダル装花事業)に最大限注力する事業方針の下、「業界のコストリーダー」として生産規模や販売規模、原料調達など物量を拡大させるとともに、長年培ってきたノウハウを活かした製造プロセスの効率化やグループシナジー創出による低コスト化を実現し、その結果として市場シェアを拡大する戦略をより強く打ち出している。他社との競合に打ち勝つだけでなく、葬儀及びブライダル業界の双方において、低価格商品の推進や他社との連携により市場の振り起こし(儀礼復活)にも注力する方針である。

特に、環境変化への対応策として、1)海外における生産拠点及び展開拠点の検討、2)生産から加工、販売の統合によるサプライチェーンの構築(事業の六次化を含む)や大規模な物流拠点などによる大量物流の実現、3)生花店への戦略的な出資やFC 化などを含めた生花店ネットワークの構築、4)世界最高レベルである日本市場で培った高い技術力を活かしたイベント演出の分野におけるグローバル展開などを掲げており、最終年度である2018年6月期の売上高7,664百万円、営業利益208百万円を目指している。

また、機動的な事業管理を実現するとともに、グループ全体の事業利益の最大化を図るため、純粋持株会社への移行も視野に入れているようだ。

主要事業の方針とその進捗状況は以下のとおりである。

1) 生花祭壇事業
顧客ニーズを積極的にフォローするサービスの提供(商品レンタル等)や、ツールの開発及び加工物流センターの活用による低コスト祭壇開発への取り組みの実施により「業界のコストリーダー」としてのシェア拡大を図る。また、大手競合他社を含む生花店との連携など、生花店ネットワークの構築によるエリア・ドミナント戦略(関東圏)の展開やタブレット端末を活用した顧客の囲い込みによるストックビジネス化の推進により、毎期2~3%の成長を目指す。

これまでの進捗として、労務費の圧縮と原価低減による損益改善のほか、低価格戦略による施行件数の伸びや展開エリアの拡充(成田営業所の開設)に一定の成果をみせた。また、タブレット端末を使った見積りシステムの提供を開始しており、関東エリアで500台のユーザー導入を目指している。今後は決済機能を備えたプラットフォームの立ち上げにも注力していく方針である。

2) 生花卸売事業
子会社マイ・サクセスとの連携を強化し、海外・国内における産地開発や生花の生産を進めるとともに、大規模物流拠点を活用した取扱量増加によるスケールメリットを追求し、原価の安定化と低コスト化の実現を目指している。さらには、生花店のネットワーク化や海外進出による販売チャネルの拡充を図ることで、事業の六次化(生産から加工、販売を統合する業務展開)を実現し、2017年6月期の売上高37億円(社内売上分を含む)、早期に売上高50億円の達成を目指している。また、輸入比率を50%以上に引き上げる方針である。

2016年2月には、公設地方卸売市場のある千葉県成田市にてローズヒップ・バラ・菊等を生産するアグリフラワーを設立した。3年後の売上高目標として23百万円を掲げている。

3) ブライダル装花事業
披露宴の小規模化(少数婚)や挙式披露宴を行わない「なし婚」が増加するなかで、市場規模の大きい大都市圏(東京・大阪)の営業推進に注力し、更なる事業拡大を図るとともに、グループの調達力をフルに活用した原価低減に加えて、経済的事情などにより疎かにされつつある儀礼復活に向け、低価格戦略の推進や他社との連携にも取り組む。

弊社では、厳しい事業環境に直面する同社にとって、中期経営計画における3ヶ年が正念場になるとみている。ただ、これを機に収益構造の変革と新たな市場の創造により業績を回復することができれば、むしろ、業界淘汰の進展と残存者利益の享受により、業界再編を手掛ける構想に近づく可能性もあると捉えている。したがって、今後も、構造改革の進展と業績回復の足取りのほか、事業の六次化や業界再編に向けた取り組みにも注目していきたい。また、事業環境が厳しさを増すなかで、M&Aによる事業拡大や他社との提携の動きが同社の成長のカギを握るものとみている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

<HN>

fisco

eth-induction-th

顧客満足度を追求!餃子が大量にもらえるFX会社
餃子最大400個プレゼントをはじめ、次々と魅力的なキャンペーンを展開するヒロセ通商。業界最高水準の取引環境を備え、オリコン日本顧客満足度3年連続1位を獲得した同社を取材した。<続きを読む>

eth-induction-th

トルコリラが金利8%に。魅惑のFXスワップ投資とは
トルコが2年半ぶりに利上げ。FXスワップ投資を始めるなら今が好機か?スワップ投資のメリットと注意点、スワップ投資に最適なFX会社について、マネーポストWEB編集部が検証する。<続きを読む>
  • 2016年に100万円以上の実績も FXは自動で取引してくれる「フルオート」が理想か
  • 話題のロボアドバイザー 投資未経験者や初心者になぜオススメか?
  • 2017年新春号(2016年12月1日発売号)

    大特集は〈2017年の大本命株ベスト35〉。ここからが本番のトランプ相場。「株高新時代」で大化け期待の個別株を藤井英敏氏、戸松信博氏らがランキング形式で紹介。さらに橘玲氏、森永卓郎氏らレギュラー連載陣が独自の視点からトランプ大統領誕生の影響を読み解く。定価620円。お早めにお求めください。

    当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

    水上紀行ニュースフラッシュ

    2017年新春号(2016年12月1日発売号)

    大特集は〈2017年の大本命株ベスト35〉。ここからが本番のトランプ相場。「株高新時代」で大化け期待の個別株を藤井英敏氏、戸松信博氏らがランキング形式で紹介。さらに橘玲氏、森永卓郎氏らレギュラー連載陣が独自の視点からトランプ大統領誕生の影響を読み解く。定価620円。お早めにお求めください。

    当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

    小学館雑誌定期購読小学館のプライバシーステートメント問い合わせ広告掲載について

    © Shogakukan Inc. 2017 . All rights reserved. No reproduction or republication without written permission. 掲載の記事・写真・イラスト等のすべてのコンテンツの無断複写・転載を禁じます。