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家庭内のシャンプー事情「全員同じものを使用」は約3割、進む“マイシャンプー化”

家族全員で同じシャンプーを使っているのは少数派か(イメージ)

家族全員で同じシャンプーを使っているのは少数派か(イメージ)

 日本にシャンプーが登場して90年。いまや単なる洗髪剤ではなく、頭皮や髪にさまざまな効果をもたらす成分を配合したものが増えている。

 アデランスは、2022年1~2月に「シャンプーに関する意識調査」を行った(全国47都道府県の20~60代の男女各52名ずつによるもの。2022年1月31日~2月2日、インターネットで実施)。“シャンプーに求める付加価値”について、今回の調査で判明したのは、求めるものが男女で大きく異なっていることだった。

シャンプーに求める付加価値は?

シャンプーに求める付加価値は?

 女性の1位は「ダメージケア」が57.5%と圧倒的に高く、2位は「洗髪(シャンプー)後の手触り」41.9%、3位は「ツヤが出る」41.6%だった。同社研究開発部の毛髪診断士認定指導講師の伊藤憲男さんはこう語る。

「一方、男性の場合は『洗髪(シャンプー)中の泡立ちのよさ』が35.4%で1位。2位は『育毛/スカルプケア』の28.6%で、女性の11.5%と比較すると15%以上も高い結果になっています。

 また、5年前と比べて、購入しているシャンプーの価格に変化があったかという問いには、女性の約2割が『高くなった』と回答。実際の金額をたずねたところ1000円近くも高い金額になりました(平均で946.7円増)。

 そのきっかけも男女差がはっきりと表れています。女性は『オーガニックや天然由来のものを選ぶようになったから』『口コミを見てよさそうだったから』『薄毛や頭皮が気になるようになったから』と回答した人がそれぞれ20%台でベスト3でしたが、男性の場合は『薄毛や頭皮~』と回答した人が圧倒的トップの48.1%になっています。

 このように悩みや志向は男女で異なりますが、そうした傾向は家庭内でも見られ、シャンプーに求めるニーズは一人ひとり異なっています。その結果、家庭内でシャンプーが使い分けられるようになったと思われます」

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