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【オープニングコメント】ファナックはサプライズなく、日経平均の重石にも

2016年11月1日 8:37

 1日の日本株市場は方向感に乏しい相場展開になりそうだ。10月31日の米国市場では、大型買収の発表が好感される場面もあったが、連邦公開市場委員会(FOMC)や雇用統計の内容を見極めたいとの思惑や、ヒラリー氏の私用メール問題によって大統領選の見通しが不透明となったとの懸念から上値も重く、結局は小幅な下げになっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円安の17395円となり、やや利食い優勢の相場展開になりそうだ。

 また、決算が本格化するなか、ファナック<6954>は今期純利益を小幅に上方修正したが、コンセンサスを下回っており、今回はサプライズとはならなかった。また、ソニー<6758>は電池事業売却で減損損失を発表している。選択と集中といった意味では評価されようが、株価は高値もち合いが続いていたこともあり、利益確定に向かわせやすいだろう。一方でTDK<6762>は利益計画を上方修正している。こちらもコンセンサスを下回っているものの、そもそも従来計画時点で乖離が大きかったこともあり、上方修正による減益幅の縮小は好感されそうだ。

 その他、基本的には決算を受けての物色が中心になるだろうが、外部環境の不透明感から手掛けづらさがあるため、中小型株に資金がシフトしやすいとみられる。なお、日銀の金融政策決定会合については、現状維持でサプライズはないだろう。今晩のFOMCについても同様である。ただ、米大統領選については、まだトランプ氏を織り込む流れにはなっていない。
ヒラリー氏との差が再び縮まってきていることもあり、波乱の展開の可能性は意識しておく必要がありそうだ。

<AK>

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