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【オープニングコメント】久しぶりに3ケタの下げも波乱なく

2016年11月2日 8:26

 2日の日本株市場は利益確定の流れが強まりそうだ。1日の米国市場では、NYダウが一時200ドルを超す下落場面をみせていた。ヒラリー・クリントン氏の私用メール問題などで大統領選挙の不透明感が強まっていることが要因。また、連邦公開市場委員会(FOMC)や雇用統計の結果を見極めたいとの思惑もあったとみられる。シカゴ日経225先物清算値は大阪比200円安の17240円となり、朝方はこれにサヤ寄せする格好から売りが優勢になりそうだ。

 ヒラリー氏のメール問題については、まだトランプ氏を市場は織り込む流れにはなっておらず、その中でヒラリー氏との差が再び縮まってきていることもあり、波乱の展開の可能性は意識しておく必要があった。FOMCのほか雇用統計についても見極めたいとの認識はされており、祝日を挟むことから積極的なポジションは限られていたであろう。シカゴ先物にサヤ寄せすることで久しぶりに3ケタの下げになりそうだが、波乱にはつながらないだろう。

 もっとも、オーバーナイトのポジションは取りづらいなか、決算を手掛かりとした個別物色としても、速い資金回転となり、大引けにかけては利益確定の流れが強まりそうである。
日銀のETF買い入れによる需給が下支えとなろうが、利食いの強さから下支え効果が限られる点には注意しておきたい。

 物色は決算を手掛かりとした個別対応のほか、テーマ性ではカジノ法案審議入りからカジノ関連のほか、政府の専門会合では、AI産業化へ工程表の概要が明らかになり、AI関連などの物色も意識されよう。

<AK>

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