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【注目トピックス 日本株】トライSTG Research Memo(6):3年間でM&Aなど100億円を上限とする戦略投資を実行する予定

2016年11月7日 16:33

■中期経営計画

(1)中期経営計画概要

トライステージ<2178>は2018年2月期を最終年度とする中期経営計画「Tri’s next vision 2015」を2015年4月に発表している。3年後の経営ビジョンとして「ダイレクトマーケティングにおけるテレビ広告のさらなる革新」「テレビとWEBのシームレス化を見据えた独自のWEB広告の実現」「海外事業の革新的なビジネスモデルでの展開」を掲げ、その実現に向けた施策を遂行中である。

経営数値目標として、連結売上高で555億円(前期比49.5%増)、EBITDA(償却前営業利益)で24億円(同120.3%増)、のれん控除前ROEで10%(前期実績8.1%)を掲げ、目標達成のため、3年間でM&Aなど100億円を上限とする戦略的投資を実行する予定となっている。投資の内訳としてはテレビ事業で30億円、海外事業で40億円、WEB事業で25億円、DM事業で5億円となる。

事業別の売上目標は、主力のテレビ事業で前期実績の282億円から370億円に、海外事業で0.3億円から55億円に、WEB事業で0.4億円から30億円に、 DM事業で88億円から100億円にそれぞれ拡大していく。各事業における成長戦略は以下のとおり。

○テレビ事業
テレビ事業では新業種クライアントの開拓、及び販売効果の高い自社通販番組を強化していくほか、放送枠効果実績に基づいた仕入・枠提案を行い、顧客企業の育成を図ることによって、計画達成を目指していく。また、2016年9月よりサービスを開始した「TVエビス」によって、テレビの媒体価値が再評価されることによる売上増も期待される。そのほか、通販企業を顧客基盤として持つ代理店のM&Aや、Web広告専業代理店などへの放送枠の卸販売なども売上拡大施策として今後注力していく考えだ。

○海外事業
海外事業については、前述したように今期までに東南アジア主要国における拠点を構築できたことで、来期以降本格的な成長拡大が期待される。特に、海外ではテレビ通販だけでなく、ECやリアル店舗など、マルチチャネル型通販支援の体制をグループ会社で構築していることが大きな特徴となっている。国内からは日本百貨店を起点として海外に日本の商材を輸出していくほか、MERDISでは韓国の商材、JMLでは英国の商材、TV Directでは米国、タイの商材を主に扱っており、これらをグループ間で流通させることで売上規模の拡大を図っていく戦略だ。また、その他の国でも有力な提携先があれば引き続き出資も含めて検討していく方針となっている。

○WEB事業
WEB事業ではテレビのインフォマーシャル広告と連動したWeb広告を配信することで、従来よりも投資効果の高いサービスを提供していくほか、ソーシャルメディア広告や動画広告にも取り組んでいく方針だ。これらWeb広告の提案を行うためには別途、ノウハウを持った営業リソースが必要となるため、Web広告会社をM&Aすることも視野に入れながら人材リソースを確保していく予定となっている。

○DM事業
DM事業では、既存顧客における取扱いの拡大と収益性の高い商品(制作・印刷・データ処理作業等)のクロスセルを行うことによる収益率の改善に加えて、収益性の高い直接取引での新規顧客開拓を推進していく。また、M&Aによる事業強化も進めていく方針だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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