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【注目トピックス 市況・概況】規制拡大と富裕層などへの増税など、選挙通過後のリスクを警戒【クロージング】

2016年11月8日 16:18

8日の日経平均小幅に反落。5.83円安の17171.38円(出来高概算16億5000万株)で取引を終えた。7日の米国市場では、大統領選への不透明感が後退したとの見方からNYダウは370ドル高と急伸。市場は既に織り込んではいたものの、この米国市場の上昇の流れを引き継ぐ格好から買いが先行した。ただし、寄付き直後につけた17247.04円を高値にこう着感が強まっており、前場半ば辺りから次第に上げ幅を縮めていた。午後は前日終値を挟んでの推移となり、午後の値幅は50円程度にとどまっていた。

東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1000を超えており、過半数を占めている。規模別指数では大型株指数のみが上昇。セクターでは海運、鉄鋼、非鉄金属、輸送用機器、保険、ゴム製品、卸売が堅調。半面、繊維、医薬品、鉱業、倉庫運輸、陸運、食料品が冴えない。

いよいよ注目の米大統領選となるが、ニューハンプシャー州ディックビルノッチで全米に先駆けて投票が始まった。投票数は8票で、得票はクリントン氏が4票、共和党候補のトランプ氏が2票だった。本格的な投票は東部標準時の午後6時(日本時間9日午前8時)からとなり、早ければ同日深夜(同9日昼)にも大勢が判明する見通しである。

まずは結果を見極めてからといったスタンスであろう。既に多くのメディアによる予想ではクリントン氏勝利が確実視されている。一部のファンドなどはトランプ氏の逆転を警戒してヘッジしているとも伝えられており、予想通りクリントン氏勝利となれば、いったんはヘッジ解消に伴う買戻しが相場を押し上げる可能性はある。

しかし、クリントン氏についても、規制拡大と富裕層などへの増税、歳出増を訴えており、投資家にはあまり歓迎されていない。その為、選挙通過後のリスク面を警戒する動きも出てくる可能性があるため、結果のみで買い上がる動きは期待しづらく模様眺めムードが強まりそうだ。ただ、イベントが通過することから、ヤマ場を迎えている決算を手掛かりとした物色に向かわせよう。

<AK>

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