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【注目トピックス 日本株】北の達人 Research Memo(1):広告投資がうまく機能し、海外需要の拡大等で主力商品群は好調

2016年11月8日 16:00

北の達人コーポレーション<2930>は、インターネットにて一般消費者向けに健康食品や化粧品を販売するe コマース事業を展開している。オリジナルブランド「北の快適工房」のサイトにて、便秘やアトピー、ニキビなど、体の悩みのサポートに特化した商品の開発及び販売を主力とし、特にオリゴ糖を原料とする「カイテキオリゴ」が同社の成長をけん引してきた。また、最近では、保湿ケア商品「みんなの肌潤糖」シリーズや、台湾及び香港など外国人からの評判も高い洗顔料「二十年ほいっぷ」が新たな収益柱になってきたほか、2016年2月期投入商品の「アイキララ」も順調に立ち上がっている。2016年2月期には商品開発体制を含めた組織強化にも着手しており、今後の商品開発ペースがさらに加速される可能性がある。

2017年2月期第2四半期累計期間(以下、上期)の業績は、売上高が前年同期比5.0%増の1,207百万円、営業利益が同11.9%減の190百万円と増収ながら減益となった。ただ、期初予想に対しては、ほぼ想定通りの進捗と言える。売上高は「カイテキオリゴ」が好調であったほか、前期投入商品の「アイキララ」が増収に大きく寄与した。一方、利益面では、会員獲得のための広告投資に加えて、前期に着手した組織強化に伴う費用増により減益となったが想定内である。なお、新商品については9月末までに7商品をリリースし、順調に滑り出しているようだ。

2017年2月期の業績予想について同社は期初予想を据え置き、売上高を前期比18.5%増の2,633百万円、営業利益を同27.5%増の507百万円と増収増益を見込んでいる。新商品についても年間8〜9商品程度のリリースを予定している。利益面では、引き続き、新規顧客獲得のための広告投資や商品開発費用が継続するものの、原価低減に向けた取り組みや、増収による費用増の吸収により大幅な損益改善を図る想定である。営業利益率も19.3%(前期は17.9%)に回復する見通しだ。なお、機能性表示食品制度※1への対応については、2016年秋に第2弾※2の申請を計画している。

※1 2015 年4 月1 日から施行された新しい制度で、今まで不可能だった健康食品の機能性表示が日本で解禁となった。これをきっかけにサプリメントなどの健康食品の市場が拡大するとの見方がされている
※2第1弾は、これからリリースされる商品に対して今年1月に申請済(現在も申請中)

下期偏重型の業績予想になっており、達成に向けたハードルは決して低くはないものの、同社の新規会員獲得のための広告投資手法がうまく機能していることや、インバウンドを含めた海外からの需要の拡大等により主力商品群が概ね好調を持続していること、前期投入商品「アイキララ」が順調に伸びていること、今期投入商品もここまで順調に滑り出していることから同社の業績予想は達成可能とみている。

同社の成長戦略は、これまで同様、健康・美容等の悩みに対して効果を実感しやすく、リピートされやすい商品分野に対して、圧倒的な商品力を活かしたニッチトップを狙うことで、安定的な業績の伸びを実現することである。中長期的には売上高100億円、営業利益30億円規模の高収益企業を目指している。弊社では、「カイテキオリゴ」の持続的な成長に加えて、「二十年ほいっぷ」や「アイキララ」のような売上高3 億円規模のニッチトップ商品を多数育てることが目標達成に向けてカギを握るものとみている。今後も新商品の開発状況や業績への寄与、機能性表示食品制度への対応とその効果のほか、アジア展開の本格化や強固な財務基盤を活用した投資戦略(特にM&A)などにも注目したい。

■Check Point
・前期投入商品である「アイキララ」も順調に立ち上がる
・新たな収益柱の伸長により業績が大きく拡大してきた
・17/2期は増収増益を見込む、9月の月間売上高は過去最高を更新

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

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