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【オープニングコメント】市場参加者は開票結果を睨みながら一喜一憂する格好

2016年11月9日 8:34

 9日の日本株市場は買い先行後は神経質な相場展開になりそうだ。8日の米国市場は続伸した。前日の大幅上昇の反動もあって売りが先行したが、米大統領選でクリントン氏が優勢との観測が強まると、安心感から買い戻しの流れとなった。これによりシカゴ日経225先物清算値は大阪比110円高の17310円、円相場は1ドル105円台前半と円安に振れて推移している。

 まずは米大統領選の開票結果を見極める展開になりそうだ。本格的な開票は東部標準時の午後6時(日本時間9日午前8時)からとなり、早ければ同日深夜(同9日昼)にも大勢が判明する見通しである。市場参加者は結果を睨みながら一喜一憂する格好だろう。既に多くのメディアによる予想ではクリントン氏勝利が確実視されている。

 織り込み済みとなる可能性は高そうだが、それでも一部のファンドなどはトランプ氏の逆転を警戒してヘッジしているとも伝えられている。何より英国のEU離脱問題(ブレグジット)の時も、予想外のなかで波乱展開(日経平均は9%を超える下落)となったこともあり、慎重姿勢は崩せそうになさそうだ。そのため、予想通りクリントン氏勝利となれば、いったんはヘッジ解消に伴う買戻しが相場を押し上げる可能性はある。

 一方でクリントン氏についても、規制拡大と富裕層などへの増税、歳出増を訴えており、投資家にはあまり歓迎されていない。その為、織り込み済みの中で、次第に選挙通過後のリスク面を警戒する動きも出てくる可能性があるため、結果のみで買い上がる動きは期待しづらく模様眺めムードが強まる展開も意識しておく必要がありそうだ。

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