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【注目トピックス 市況・概況】米国市場の落ち着きを見極めつつ、反転のタイミングを探る【クロージング】

2016年11月9日 16:46

9日の日経平均は大幅に下落。919.84円安の16251.54円(出来高概算38億1000万株)で取引を終えた。米大統領選でクリントン氏が優勢との観測が強まるなか、買い先行で始まった。円相場が1ドル105円台で推移するなか、日経平均は一時17400円に乗せる場面もみられた。しかし、その後は米大統領選の開票結果が伝えられる中で荒い値動きとなり、激戦州でのトランプ氏優位との報道が伝えられるなか、急速に弱含む展開。午後に入るとトランプ氏勝利の可能性が高まるなか、リスク回避の流れが一段と強まり、日経平均の下落幅は一時1000円を超えた。円相場も101円台まで円高に振れるなか、日経平均は5%を超える大幅下落で取引を終えている。

東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1934銘柄と全体の97%を占める全面安商状。セクターでは33業種全てが下げており、輸送用機器、海運の下落率は6%を超え、証券、鉄鋼、ガラス土石、繊維、銀行、精密機器、保険、ゴム製品、その他製品、金属、非鉄金属の下落率は5%を超えていた。

英国のEU離脱問題(ブレグジット)の波乱展開(日経平均は9%を超える下落)を経験していたこともあって、慎重姿勢は崩せそうにない状況ではあった。しかし、足元でのクリントン氏勝利を織り込んだ上昇があったため、予想以上に下へのバイアスが強まっていた。なにより、トランプ氏が激戦州を相次いで制するなか、その結果を受ける度に下へのバイアスが強まる格好だった。

日経平均は一時1000円の下落となり、日中値幅では1300円超振れている。既に織り込み済みといった下げではあるが、NYダウ先物は時間外で600ドルを超える下落となっており、改めて嫌気売りを浴びる可能性がある。ただ、決算発表が本格化しているなか、機関投資家は積極的には動けず、個人などは短期売買が中心とみられる。急落の中でも需給懸念はそれ程強まらず、米国市場の落ち着きを見極めつつ、反転のタイミングを探りたい。

<AK>

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