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【注目トピックス 市況・概況】NY株式:ダウは256ドル高、トランプ銘柄の物色が始まる

2016年11月10日 7:12

9日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は256.95ドル高の18589.69、ナスダックは57.58ポイント高の5251.07で取引を終了した。大方の予想を覆し、大統領選でトランプ氏勝利の大勢が判明した昨晩には、先物取引市場で一時ダウ平均株価が1000ドル近い下落となるなど、政治経験のないトランプ氏の政権運営への不安感が広がる場面もあったが、朝方にはトランプ氏の経済政策へと投資家の関心も移り、恩恵を受けるとみられる銘柄に買いが広がった。また、大統領選というイベントが終了したことによる先行き不透明感の解消も好感され上げ幅を拡大した。ダウは250ドルを超す上昇となった。セクター別では、医薬品・バイオテクノロジーや銀行が上昇する一方で公益事業や食品・飲料・タバコが下落した。

民間更生施設管理のジオ・グループ(GEO)は不法移民の取り締まり強化を見据えて、大幅上昇。鉄鋼大手のUSスチール(X)は中国に対する鉄鋼ダンピング、人民元安誘導への厳しい対処への期待から急騰。クリントン氏による薬価引き上げ批判が株価の重しとなっていたマイラン(MYL)やギリアド・サイエンシズ(GILD)などの医薬品メーカーが堅調推移。金融規制緩和や実質金利の上昇期待からJPモルガン(JPM)やゴールドマンサックス(GS)などの金融各社も買われた。一方で、トランプ氏が医療保険制度改革法(オバマケア)の撤廃を主張していることから、病院経営のHCAホールディングス(HCA)が急落した。

銃火器メーカーのスミス&ウェッソン(SWHC)が大幅下落となった。政策に反して銃規制が厳しくなるほど売上が増加する傾向があり、トランプ政権下での銃規制緩和により、需要後退を予想した動きであると考えられる。

Horiko Capital Management LLC

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