住まい・不動産

消費電力量実質ゼロの住宅・ZEH 資産価値の高まりに期待

 ZEHは石油や天然ガスなどの一次エネルギーの年間消費量が実質ゼロとなる住宅のことで、省エネと創エネを併せて消費電力量をカバーしようとするものだ。ZEHは建物の断熱性向上や省エネ機器の導入、また消費電力量が見えるスマートメーターの導入などにより省エネを測りながら、太陽光発電システムやエネファームなどによる再生可能エネルギー導入による創エネによって実現される。

 政府の目標では、2020年までに標準的な新築住宅でZEHを実現し、2030年までに新築住宅の平均でZEHを実現することが掲げられている。

 パリ協定において2050年度における温暖化ガス排出量を「実質ゼロ」としているEUは特に導入に積極的で、イギリスでは2016年以降、ZEH基準を満たす住宅だけが新築できるとされ、フランスでは2020年までに全ての建築物ZEH化するとしている。

 日本でも既に2012年度から補助金が交付されており、導入が政府により支援されている。

 自社が受注する住宅のうちZEHが占める割合を2020年までに50%以上とする目標を掲げるハウスメーカーや工務店等をZEHビルダーと呼ぶが、その登録数は2016年11月8日公表分で3700を超える。一般社団法人・環境共創イニシアチブのHPに社名が掲載されているので、家を建てる際は参考にしてみるのも良いだろう。

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