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【注目トピックス 日本株】インヴァスト Research Memo(8):FX取引の潜在的な成長余地は依然大きい

2016年11月14日 16:13

■中期展望と経営戦略

(1) FX市場の将来性

インヴァスト証券<8709>の中期展望を考える際、FX取引市場全体の見通しが重要な要素となるのは言うまでもない。前述のように、FX取引は利用の仕方によっては魅力ある投資商品であるにもかかわらず、依然として多くの投資家が「リスクが高い」と考えている。このような誤解を解くような啓蒙を業界全体で続けることが必要だろう。

では、FX取引市場の口座数(現在約600万件)はどの程度まで伸長する可能性があるだろうか。外国為替の利用者の視点で考えると、海外旅行者数は年間1,621万人(2015年)、有効旅券数は約3,058万冊(2015年)に上る。この数値から推測すると、FX取引の潜在市場として2,000万口座(現在の約3.5倍)くらいは考えられそうだ。また投資商品としての視点から見ると、証券口座(法人含む)は2,390万口座(2016年6月現在)となっており、この点からも将来的には2,000万口座の可能性はあり得るだろう。

税制面についても、FX店頭取引では2012年1月決済分から「申告分離課税が適用(一律20%)」され、「繰越損失控除が3年間可能」になり、金融商品としてのメリットが増している。(注:取引所取引においては、2005年スタート時からこの税制が適用されている)また、投資家保護の観点から、レバレッジ規制(最高25倍)、ロスカットガイドラインの制定(損失を限定)、顧客預り資産の信託義務規制等が制定された。これによってFX取引の透明化、健全化がさらに進み、投資対象としての魅力が向上している。

(2)成長をけん引する2つの新サービス

以上のようにFX取引市場そのものはまだ成長する余地はある。その中で、同社としては同業他社に対して差別化を図り、少しでも多くの投資家に取引をしてもらう(シェアをアップする)ことが同社の成長につながる。その成長をけん引すると期待されるのが、以下の2つの新サービスである。

a)シストレ24・フルオート
今後同社の成長をけん引するであろうと最も期待されるのが2016年9月からサービスを開始した「シストレ24・フルオート」だ。繰り返し述べたが、このサービスは単に自動でFXの売買を行うだけでなく、相場状況に応じてストラテジー(自動売買プログラム)そのものを入れ替えるものである。これによって投資家は、より高い収益追求が可能になる。現時点で同社と同様の自動ストラテジー変換サービスを提供している競合他社は見当たらない。今後の同様のサービスが登場してくる可能性はあるが、以下の点で当面は同社の優位性が維持されると思われる。

1)蓄積されたアルゴリズム
多くのストラテジーはアルゴリズム(最適なやり方を見つけるロジック)によって構築されているが、「シストレ24・フルオート」も同様である。同社では、過去6年間で多くのストラテジーの検証を行い、相場の局面によってどのストラテジーがどのような結果となったかのデータを蓄積、これらを独自のアルゴリズムによって解析し、最適な入れ替えを導き出している。このような長い期間での検証と独自のノウハウは、後発の同業他社が容易に追いつけるものではなく、先行している企業の優位性と言えるだろう。

2)世界中から提供されるストラテジー
既述のように同社は世界中からの6,500近いストラテジーを提供しているが、これも同社の強みだろう。仮に同じような自動入れ替えシステムが開発されたとしても、同社は数多くのストラテジーを抱えているため、入れ替え戦術が成功する確率は高くなると思われるからだ。

b)トライオートETF
まだ目立った新サービスではないが、世界中のETFを投資対象とした「トライオートETF」も同社として今後期待できるサービスだろう。この「トライオートETF」は、2016年4月にETF特化型証拠金取引としてサービスを開始したが、同社の調べでは世界初である。ETFへの投資そのものが日本ではまだ認知されておらず、同社によれば約6%しかETF投資を知らない。一方で世界では過去10年間で約7倍に拡大した市場であり、今後大いに成長の可能性がある。

そのような環境下で、いち早くETFに対してAP注文を可能にしたシステム(トライオートETF)を提供していることで、市場が拡大する(認知される)に伴い多くの顧客を取り込むことが可能になると思われる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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