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【注目トピックス 日本株】3Dマトリックス Research Memo(1):止血材のASEAN地域での販売契約を締結

2015年9月24日 11:59

スリー・ディー・マトリックス<7777>は2004年に設立されたバイオマテリアル(医療用材料)のベンチャー企業で、米マサチューセッツ工科大学において開発された「自己組織化ペプチド技術」の「独占的・全世界的な事業化権」を保有している。同技術を基盤として外科医療領域、及び再生医療領域、DDS (Drug Delivery System ドラッグ・デリバリー・システム:体内の薬物分布を量的・空間的・時間的にコントロールする薬物伝達システム)領域における医療機器及び医薬品の開発を進めている。

9月7日付で発表された2016年4月期第1四半期(2015年5月−7月)の事業収益は46百万円となった。主に欧州、香港での止血材販売で15百万円、ASEAN地域(タイ、ベトナム、フィリピン)における止血材の独占販売権許諾に伴う契約一時金で30百万円を計上した。営業損失は研究開発費や販管費の増加に伴い、前年同期の438百万円から519百万円と若干拡大している。

第2~3四半期については、インドネシアの販売パートナー向けに止血材を納入するほか、チリでも代理店経由での販売を開始する予定となっている。また、オーストラリアでの販売パートナー契約やマレーシアでの代理店契約なども第2~3四半期中には進捗する見込みとなっている。

2016年4月期の業績予想は事業収益が783~2,877百万円、営業利益が1,996百万円の損失から24百万円の利益とレンジ形式で開示している。止血材の欧州市場における販売契約締結の有無で業績が大きく変動するためである。現在、候補先を3社に絞って交渉を進めており、契約時期については第3四半期末を想定しているが、仮に契約時期が来期にズレ込んだ場合は下限レンジの業績になることが見込まれる。

2017年4月期については、事業収益で8,233百万円、営業利益で2,180百万円と急拡大を見込んでいる。止血材の製品販売増に加えて、米国及び日本での契約一時金、マイルストーン収益の獲得を見込んでいる。米国における治験は2016年4月期中に、日本においては2016年4月期上期中に開始し、それぞれ2017年4月期中の承認取得を想定している。このため、これらの進捗が遅れるようだと、業績計画も下振れするリスクがあることには留意しておく必要があろう。

■Check Point
・欧州では今期中に100ヶ所の医療施設へ販売を拡大
・欧州市場の販売パートナーとの契約締結の有無によって収益は大きく変動
・研究開発費及び販管費の増加が一段落、営業利益は拡大する見通し

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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