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【注目トピックス 日本株】アクセル Research Memo(3):17年3月期上期は減収減益だが自己資本比率は92.8%の高水準で財務良好

2016年11月22日 16:18

■決算動向

(1) 2017年3月期第2四半期累計の業績概要

10月25日付で発表されたアクセル<6730>の2017年3月期第2四半期累計業績は、売上高が前年同期比35.1%減の4,010百万円、営業利益が同91.7%減の64百万円、経常利益が同91.5%減の63百万円、四半期純利益が同91.3%減の45百万円と減収減益決算となった。

遊技機器市場において「のめり込み防止」※に向けた対応として、業界団体による自主規制がパチンコ機で2015年11月、パチスロ機で2015年12月に相次いで実施された影響や、伊勢志摩サミットが開催された5月には新台設置の自粛が行われたことなどにより、業界全体で遊技機器の出荷台数が大きく落ち込み、同社のグラフィックスLSIの販売数量も前年同期比約29万個減の47万個にとどまったことが減収減益要因となった。

※パチンコでは2015年11月にMAXタイプ規制(大当たり確率の上限引き下げ)、12月に盤面の釘調整に関する取り締まり強化(一般入賞口への入賞確率の基準設定)を実施。パチスロでは2015年12月に出玉管理をメイン基板制御(新基準)に統一した。

ただ、期初会社計画比で見ると売上高で610百万円、営業利益で514百万円それぞれ上回った。売上高については、パチンコ機で「検定機と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機」の年内撤去に向けた一時的な入れ替え需要が発生し、そのためのグラフィックスLSIの発注が第2四半期に想定よりも前倒しで入ったことが要因となっている。また、利益面ではグラフィックスLSIの数量増効果による売上総利益の増加に加えて、研究開発費の一部が下期にずれ込んだことが増額要因となった。

売上高の内訳を見ると、遊技機器向けLSIは前年同期比35.1%減の3,931百万円となった。このうちグラフィックスLSIは前年同期比34.4%減の約32億円となり、全売上高に占める比率は約80%となった。なお、「AG5」の比率は前期の40%から80%程度まで上昇している。また、同市場向けのその他製品(メモリモジュール、LEDドライバLSI等)については、前年同期の約11億円から約7億円に減少した。減収率がやや大きくなっているが、これは採用機種がまだ少なく特定機種の出荷動向に影響を受けやすいことが要因となっている。

一方、組み込み機器向けグラフィックスLSIは建設機械等の顧客先の販売動向が芳しくなかったことにより前年同期比41.0%減の51百万円に、また、開発支援用ソフトウェアや評価基板、「H2MD」等のソフトウェアIP製品のその他製品の売上高は同4.5%減の26百万円となった。

(2)財務状況と経営指標

2016年9月末の総資産残高は前期末比16百万円増加の12,173百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が282百万円、在庫が364百万円それぞれ減少した一方で、売掛金が617百万円増加した。また。固定資産では投資その他資産が178百万円増加した。エスディーテックへの出資60百万円と保有有価証券の評価額上昇が増加要因となっている。

負債合計は前期末比23百万円減少の876百万円となった。その他流動負債が97百万円増加した一方で、買掛金が129百万円減少した。また、純資産は同40百万円増加の11,296百万円となった。

経営指標を見ると、安全性を示す自己資本比率は92.8%と高水準を維持し、無借金経営を継続するなど、財務内容は引き続き良好な状況にあると判断される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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