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【注目トピックス 日本株】ヴィレッジV Research Memo(3):店舗ごとに商品セレクトが異なり、独自の店舗運営が特徴

2016年11月25日 16:01

■ヴィレッジヴァンガードコーポレーション<2769>の特徴

(1)雑貨の占める割合が高い

2017年5月期第1四半期決算では、「ヴィレッジヴァンガード」の売上高で、雑貨は全体の85.3%を占める。雑貨の内訳は、本部仕入が31.1%、本部を経由しない店舗仕入による雑貨が54.2%で、店舗による仕入販売の割合が著しく大きいことが分かる。

粗利益の内訳は非開示だが、雑貨の粗利は書籍やCD・DVDなどの商品より高水準である4割程度と推定できることから、雑貨が売上総利益に占める割合は売上高の85.3%より高いだろう。一方で、書籍やCD・DVDは返品可能となっており、在庫管理の面では同社にメリットがある。

(2)エッジの効いたモノを販売

町の商店や書店、百貨店、コンビニエンスストアなど一般に広く浸透した店舗で販売される生活必需品や、万人受けするような商品はあまり陳列していない。例を挙げると、9月に公開された映画の「スーサイド・スクワット」と同社のコラボ製品である悪カワヒロインのTシャツ、ハロウィーン・シーズンに合わせた「剥がれたネイルチップ」、「びしょ濡れせんべい」、「自由な反逆のすゝめ」という書籍などが店頭に並んでいる。

(3)仕入の権限は店舗に。店舗ごとの商品が異なる

同社の仕入の権限はほとんど店舗にあることは特筆すべき点である。同社では、店長やアルバイト店員が仕入の判断を行っており、それが大きな売上につながることも多い。このため、仕入の基準が店舗ごとに大きく異なり、当然のことながら店舗ごとの商品も違えば、売れ行き商品も大きく異なる。同社のこのビジネスモデルは、顧客に近い現場の豊かな感性と冷静な分析、自主的な判断を尊重しているとも言える。

(4)最近の取り組み:モノだけでなく体験も売る

創業時は本を売るために雑貨を売るというスタンスだったが、現在は雑貨を売るために体験も売ろうという方向に転換している。同社本部、もしくは店舗が企画する店舗での生ライブや作家の来店イベント、1日店長など店舗主体のイベントもあれば、店外ライブ、フリーペーパー、ライブハウスでのファンとのふれあい、サイン会など組織的なイベントも打ち出している。第三者のアーティストとのコラボ商品やイベントも好評で、よく売上が立っているそうだ。一例を挙げると、コンサート会場において、某アーティストが気に入っている漫画家が描いた絵をそのアーティストのTシャツに入れた商品が多く売れたという。特定の顧客層をターゲットにし、ただのモノではなく、レア物を入手し感動を分かち合えるという体験を提供できた好例と言えるだろう。「VV Webbed」でもこの成功例を生かせているようで、2015年5月期からは、商品を持っていないアーティストとタイアップし、「VV Webbed」で生産した限定商品を販売している。今後も同様の試みを続けるようだ。

(執筆:フィスコアナリスト 清水 さくら)

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