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【注目トピックス 日本株】GセブンHD Research Memo(4):17/3期通期も過去最高業績を更新の見込み

2016年11月25日 15:42

■今後の見通し

(1) 2017年3月期業績見通し

G-7ホールディングス<7508>の2017年3月期の連結業績は、売上高が前期比10.7%増の115,000百万円、営業利益が同22.2%増の3,700百万円、経常利益が同24.2%増の4,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.5%増の2,100百万円と連続で過去最高業績を更新する見通しだ。第2四半期までの進捗率は売上高で46.1%、経常利益で39.8%と直近5年間の平均値とほぼ同水準の進捗となっており、通期計画の達成は射程圏内と見られる。

計画を達成するかどうかのポイントは、オートバックス・車関連事業のハイシーズンとなる冬場の気候状況となる。前年は記録的な暖冬の影響でスタッドレスタイヤの販売が不振だったが、例年並みに降雪があればタイヤの販売増によりオートバックス・車関連事業の収益も回復し、業績計画の達成も可能と見られる。全体的には引き続き「オートバックス」「業務スーパー」を中心とした小売店舗数の増加や、生産性の向上、在庫・経費コントロールを進めていくことで、店舗当たり収益力を高め、増収増益を目指していく方針に変わりない。事業別の見通しは以下のとおり。

○オートバックス・車関連事業
2017年3月期のオートバックス・車関連事業は増収増益を計画している。主力の(株)G-7・オート・サービスは既存店売上高を伸ばしていくほか、新規出店数をM&A含めて15店舗程度に増やしていくことを前提に、売上高で前期比13.0%増の35,000百万円を見込んでいる。ただ、第2四半期までは新規出店がなかったほか既存店売上高も低調に推移し、計画を下回るペースとなっている。計画達成のためには、下期売上高で前年同期比20%以上の売上伸長が必要となる。

新規出店について、現状の営業エリア内ではほぼ飽和状態となっており出店余地が限られる状況となっている。現段階では、千葉県習志野台の「オートバックスカーズ」(自動車販売)を「オートバックス」にリニューアルすることが決まっているが、その他は決まっていない。こうしたことから、既存店での売上拡大や収益力強化に注力していく方針だ。低迷しているカーエレクトロニクス用品については、ドライブレコーダーやカーナビゲーション、レーダー探知機などのセット販売により割安感を打ち出すことで、販売実績も回復しつつある。また、G-7モールフェスティバル等のイベント開催による売上拡大や、高付加価値サービス(鈑金・塗装、車検サービスなど)の売上構成比(現状24%)を引き上げていくことで、収益性の向上を図っていく。

一方、(株)G-7バイクワールドについては、店舗運営などのマネジメント手法を見直すことで収益改善に取り組んでいく方針。また、海外店舗についてはマレーシア、タイのほか、他の東南アジア地域での出店を視野に入れている。

○業務スーパー・こだわり食品事業
業務スーパー・こだわり食品事業は下期も好調を維持する見通しだ。このうち、業務スーパー事業を手掛ける(株)G-7スーパーマートの通期売上高は、前期比5.6%増の55,000百万円を見込む。新規出店数は10店舗(うち、リニューアル移転5店舗)を計画しており、前期末比で5店舗増の125店舗となる見通しだ。10月に1店舗出店し124店舗となっており、条件に適う物件が見つかれば上積みも期待される。前期に引き続き出店店舗では「テラバヤシ」や「めぐみの郷」をテナントとして同時出店し、集客力を高めながら各事業の収益力をアップしていく方針に変わりない。

(株)G-7ミートテラバヤシの売上高は通年で寄与することから、今期は前期比2割増の10,000百万円程度の売上高が見込まれる。「業務スーパー」のテナントとして出店していくほか、他の商業施設内にも出店も進めていく。(株)G7ジャパンフードサービスについてもこだわり食品の発掘と販売先の開拓によって増収増益を見込んでいる。

○その他事業
その他事業に関しては増収、営業損益は黒字転化を見込んでいる。「めぐみの郷」に関しては仕入販売システムの最適化による損益改善と、「業務スーパー」へのテナント出店や集客力の高い商業施設への出店を行い、店舗当たり収益力を高めていくことで黒字転化を見込んでいる。また、前期より開始したチーズタルト専門店に関しては現状3店舗で販売好調が続いており、増収増益に寄与する見通しだ。ライセンス契約では京阪神、名古屋、岡山、広島、福岡で合計11店舗までの出店を計画しているが、集客力の高い駅前1等地が出店条件となるため、物件が見つかり次第、出店していく計画となっている。

また、新たなサービスとしてコインランドリーサービスを開始しており、今後拡大していく計画となっている。大型コインランドリー「マンマチャオ」のフランチャイズ運営会社である (株)mammaciao(マンマチャオ)とライセンス契約を締結し、2016年8月にオートバックス亀岡店(京都府)の敷地内に1号店を出店した。衣服類だけでなく布団や絨毯など自宅では洗濯しにくいものも洗濯・乾燥できるため利用客も多く、順調な滑り出しを見せている。初期投資額は洗濯機・乾燥機などの設備投資費用で約20百万円かかるが、売上原価は低く、償却費を回収できれば利益が出るビジネスモデルとなる。月間売上高は60万円程度だが、繁盛店では100万円に達する店舗もある。同社では2016年度内にオートバックス敷地内に5店舗出店していく計画で、今後はオートバックス店舗だけでなく業務スーパーや飲食店などグループ店舗にも出店し、コインランドリーサービスで100店舗を目指していく考えだ。

一方、海外のアグリ事業や飲食店事業に関しては、先行投資負担が続くためまだ赤字が続く見通しだが、売上増によって赤字幅の縮小を目指していく。海外事業の売上規模としては年間で数億円規模となる見込みだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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