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イラスト/佐藤ワカナ

FXは「ゼロサムゲーム」といわれる。買い注文の数だけ売り注文もある。つまり、FXで負けている人がいるのなら、必ず勝っている人がいる。しかも勝ち組の中には、「今の相場で勝つのは、そんなに難しくない」と豪語する人もいる。どこに勝つ秘訣があるのか。数か月で100万円以上を簡単に稼ぎ出す、彼らの具体的な取引ノウハウを開帳してもらった。

- 私のこれまでの成績を、まずお話ししましょう。07年3月にFXを始めて、円安トレンドに乗って120万円ほど稼いだのですが、同年夏のサブプライム問題を機に起こった円高にやられ、さらに、翌08年1~3月の再びの円高局面で、利益分どころか、当初資金100万円の約半分も失いました。当時は、円売り・外貨買いの「ロング戦略」を繰り返していたのですが、限界を感じて、いったんFXは止めました。
- それ以降は、しばらく株式中心の投資をしていました。世界的な金融不安で株価は下落していましたから、信用取引で空売りをして、けっこう利益が出るようになったんです。それで、なんの根拠もなかったのですが、FXでも、外貨売りから入る「ショート戦略」を混ぜていけば儲かるんじゃないかと単純に考えて、FXを再開したんです。
- リーマン・ショックの後で、ボラティリティ(変動率)が高い相場だったんですが、主に「ポンド/円」と「ユーロ/円」のショート戦略で、コンスタントに利益を上げることができました。
- たとえば、「ポンド/円」だと、ポジションを立てたレートの2円下にリミット(利益確定指値)を置いて、1円上にストップ(損切り指値)を置くという方法です。上手くハマったようで、月20万~30万円の利益は出ていましたね。
- ただ、相場のボラティリティが極端に高くなって、自分の手に負えないと感じた時は、トレードは休みました。過去、乱高下相場の時に、痛い目に遭っていますので(笑い)。相場が、落ち着くのを待つようにしたんです。
- そして、今年になってからは、比較的相場が落ち着いてきたので、頻繁にトレードするようになりました。月30万円近くは利益が出ている感じです。今のやり方は、ボリンジャーバンドとストキャスティクスしか見ていません。まず、ボリンジャーバンドのセンターラインの向きでトレンドを把握し、ストキャスティクスのシグナルに忠実にトレードをする、という方法です。
- 私は、今あるどんなテクニカル分析にも、すべてそれなりの有効性があると思うんです。個人投資家レベルで、それらを超えるような、独自のテクニカルやシグナルを発見することって、不可能に近いんじゃないでしょうか。ですから、基本的には、テクニカル指標が出すシグナルに忠実にトレードをした方がいいと思います。
- よく、ボリンジャーバンドなんかでも、ダマシが多い、とかいいますけど、ダマされても、かまわないと思うんです。10回のトレードで、6回結果が出れば、ダマシに4回あっても、トータルで勝てますよね。だから、そうしたテクニカルが通用しにくくなる、乱高下相場の時は、トレードしないようにしています。そんな時のFXは、ギャンブルと同じで、やらない方が無難でしょうから。