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MT4 FXシステムトレード 完全攻略ガイド
マルチストラテジーを実現
最先端EA 燕 遂に登場!
MT4システムトレード完全攻略ガイド
2通貨ペアによる4ストラテジー同時稼働mt4でポートフォリオ運用を可能にする

世界で最も広く利用されている、FXのシステムトレード(以下、シストレ)で使うプラットフォームが『MT4』(メタトレーダー4)だ。そして、MT4を使ってFXの自動売買をするには、『EA』(エキスパートアドバイザー)と呼ばれるプログラムをMT4に組み込む必要がある。EAは世界中でさまざまなタイプが開発されており、トレーダー自らがプログラミングすることも可能だ。

組み入れるEAによって自動売買のパフォーマンスが大きく変わってくるため、シストレを使った自動売買には、EA選びが最重要ポイントになる。しかし、従来の視点で選んでいては大きな成果が上げられない─2011年7月にリリースされたEA『燕』を開発した、トラヴィスコンサルティングの畠山一教氏は次のように語る。

「EAを選ぶときは、バックテストを参考にします。バックテストによって、そのEAが過去の相場でどれだけのパフォーマンスを上げることができたのかが分かります。その際、いままでのシステムトレーダーは、どうしても勝率を重視する傾向にありました。しかし、9勝1敗でも勝率は9割となりますが、1回の負けで9回の勝ちの利益以上の損失を出す可能性もあります。そこで『燕』では現実的な「利益」にこだわり、PFと取引損益を最も重要な目的としております」

勝率とは、100回トレードすると何回のトレードがプラスになるのか、その割合を示す数値。一方、PFは、トレードによって生み出された利益率を示している。したがって、勝率が高くても1回あたりの利益が小さければ、勝率が低くても1回あたりの利益が大きいケースに比べて、PFは小さくなる、ということが起こる。そこで、これからのシステムトレーダーはPFと取引損益を重視すべき、というわけだが、『燕』が安定した利益をマークする秘密は何なのか?

「『燕』では、2通貨ペア4ストラテジー同時に稼働させ、トレンドフォローとカウンタートレードでポートフォリオ運用を行なっています。つまり、上手にリスクをコントロールしながら、最大の利益を追求するという、実際のトレーダーが行なう取引手法を採り入れています」(畠山氏)

『燕』で運用する通貨ペアは、「米ドル/円」と「ユーロ/円」。それぞれの取引において、トレンドフォローとカウンタートレードという2つの手法を行なうため、「2×2=4」のストラテジーが同時運用されるのだ。

また、トレンドフォローとカウンタートレードという、相反するトレードスタイルを同時に用いることで、リスクを最小限に抑えることも狙っている。つまり、シストレ自動売買のビギナーからヘビーユーザーまで、誰にでも使えるEAなのである。では、『燕』の実力をもっと詳しく理解するために、下記のバックテストの結果を見てみよう。

驚異のパフォーマンスを達成! 「燕」バックテスト詳細レポート

バックテストで用いたシステムは、外為ファイネストが提供しているMT4。2010年7月10日から2011年6月10日までの期間を対象とした。グラフの横軸が取引回数を表し、縦軸が取引損益を示している。「燕」は、1万通貨での取引スタート時から、良好なパフォーマンスを示したが、先の震災時の円高局面では、6万通貨水準で損益は横ばいとなった。しかし、大きくマイナスを出さなかったことは、注目されよう。MAXDD(マックスドローダウン)も5.75にとどまっており、非常に高いボラティリティ―の相場でも強さを発揮したことがわかる。「燕」が、相場のトレンドに沿って売買をするトレンドフォローと、トレンドとは逆のポジションをとるカウンタートレードを、リスクをコントロールしながら繰り出している結果だろう。

PF(プロフィットファクター)

総利益が総損失の何倍かを示すデータ。 PF=総利益/総損失で求められる。 例えば、総利益が200万、総損失が100万なら、プロフィットファクターは2.0になる。すべてのトレードで負け越している場合、PFは1.0以下になり、勝ち越していれば1.0以上になる。

DD(ドローダウン)

その時点の資金から、どのくらいの損失が出たことがあるかを%で表す。資金が100万円あるとき、DDが10%の場合は、一時的に資産が90万円まで減少したことを示す。DDの中でも重要なのが、最大ドローダウンと呼ばれる「MAXDD」という数値。ドローダウンの中で最大の減少率を表わす。少なければ少ないほど、システムが優秀であることを示している。

勝率

利益が出たトレードと損失が出たトレードの割合。

取引損益

トレードによってもたらされた利益あるいは損失の合計。

「マネーポスト」2011年9月号に掲載