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【注目トピックス 市況・概況】欧米為替見通し:ポンド・ドルは上値重い、明日の英GDP見極め

2017年1月25日 17:25

今日の欧米外為市場では、ポンド・ドルは上値の重い値動きを予想したい。欧州連合(EU)離脱手続きに議会承認が必要との英最高裁判決を受け、ポンド買いが入りやすい見通し。ただ、「ハード・ブレグジット」懸念は残されており、明日発表の英・10-12月期国内総生産(GDP)を見極める展開となりそうだ。ドル・円は目先112円50銭から114円00銭辺りでのもみ合い継続か。

英最高裁判所は24日、英国のEU離脱手続きに関し議会の承認が必要との判断を示した。判決は予想通りとなり、「ハード・ブレグジット」への過度な警戒は和らいだことで市場に安心感を与えた。ポンド・ドルは前日の海外市場で調整後に、1.2420ドル付近から1.2540ドル付近まで切り返した。今日のアジア市場でも、手がかり材料が乏しいなか1.2500ドル台で下げ渋る展開が続いている。

一方、ドルに関しては、トランプ政権の政策運営への期待と不安が交錯し、買いづらい見通し。ノースダコタ州でのパイプライン建設による雇用創出などはドル買い材料。逆に、メキシコ国境の壁建設や、中東・アフリカの特定の国からの米国への入国制限に関し、大統領令に署名する方針は嫌気されやすい。このため、前日の米株高・長期金利上昇を背景に買われたドルを調整する動きが見込まれ、ややポンド選好地合いとなりそうだ。

ただ、ある市場筋は英国経済に関し「ハード・ブレグジットは払しょくされず、懸念材料の1つであることに変わりはない」と指摘。明日18時半発表の英・10-12月期GDPは前期比では+0.5%、前年比で+2.1%と、いずれも前回からやや鈍化が見込まれている。本日はGDP見極めとして、ポンドの積極的な買いが手控えられる可能性もあろう。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 独・1月IFO企業景況感指数(予想:111.3、12月:111.0)
・21:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)(前回:+0.8%)
・23:00 米・11月FHFA住宅価格指数(前月比予想:+0.4%、10月:+0.4%)
・03:00 米財務省5年債入札(340億ドル)
・ブラジル株式市場は休場(サンパウロ市政記念日)



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