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【注目トピックス 日本株】サンワテクノス Research Memo(9):連結配当性向25~35%を目標に配当を実施、株主優待制度を新たに導入

*13:49JST サンワテクノス Research Memo(9):連結配当性向25~35%を目標に配当を実施、株主優待制度を新たに導入
■株主還元策

サンワテクノス<8137>はPBR1.0倍超の早期実現を目指す施策の1つとして、株主還元策の強化を打ち出している。配当方針としては、持続的な成長と企業価値の向上を図るために必要となる投資資金や、リスクに備えるための財務健全性とのバランスを考慮したうえで、安定配当を維持しながら(店頭公開来、減配は一度もなし)、中長期的な視点で連結業績に応じた利益還元を行うこととし、連結配当性向で25~35%の水準を目標として配当を行うことにしている。同方針に基づき2024年3月期の1株当たり配当金は前期比5.0円増配となる95.0円(配当性向28.8%)を実施した。2025年3月期は減益予想となるものの、株主還元強化の方針の下、普通配当で5.0円増配となる100.0円とするほか、設立75周年の記念配当10.0円を加えて110.0円(同69.0%)と4期連続の増配とする予定だ。

また、個人の安定株主を増やすことを目的として、新たに株主優待制度を導入した。毎期3月末時点で100株以上保有する株主に対して、保有株数・期間に応じてQUOカードを贈呈する。100~500株未満で2年未満の保有株主に対して1,000円相当、2年以上保有する株主に対しては長期保有優待※(1,000円相当)を上乗せし2,000円相当のQUOカードを贈呈する(500株以上保有する株主に対してはそれぞれ2,000円相当、または3,000円相当のQUOカードを贈呈)。配当金と株主優待を合わせた投資利回りを5月14日の株価(2,232円)で試算すると、100株保有株主の場合で5%台の利回りとなり、インカムゲインを目的とした投資先としては魅力的な水準と言えるだろう。

※毎年3月末、9月末を基準日とし、株主名簿に同一株主番号で5回以上連続して記載または記録されていることが条件となる。2023年3月末から連続して保有する株主については初回から長期保有優待の権利が発生する。

同社はPBR1.0倍超の早期実現を目指しているが、2024年3月期末の1株当たり純資産は3,174円でPBRは0.7倍台に留まっている。2020年3月期末は0.4倍台であったが、その後ROEの向上や株主還元の強化によって徐々に水準を切り上げてきた。このため、今後もROEの維持向上と積極的な株主還元、認知度向上のためのIR・SR活動を継続することで、PBR1.0倍超の水準を達成するのは可能と弊社では考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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