*13:50JST 米国株見通し:伸び悩みか、引き続き中東情勢に警戒
(13時30分現在)
S&P500先物 5,757.50(-2.25)
ナスダック100先物 19,970.25(-4.75)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は69ドル安。米金利は底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。
1日の主要3指数は反落。序盤の下げを取り戻せず、ダウは173ドル安の42156ドルと4日ぶりにマイナスへ転じた。イスラエルとイランによる軍事衝突の可能性が高まり、地政学リスクを警戒した売りが先行。この日発表されたISM製造業景況感指数は改善予想より弱く、景気の好不況の境目である50も下回った。それを受けハイテクや景気敏感が売り込まれ、緩和的な金融政策による軟着陸を期待した買いは抑制的だった。
本日は下げ渋りか。前日のJOLTS求人件数は市場予想を上回ったが、ISM製造業の雇用指数は悪化。雇用情勢が注目されるなか、今晩のADP雇用統計で民間部門雇用者数が想定よりも増加すれば労働市場の活況を好感した買いが入りやすい。ただ、明日以降の雇用関連統計を見極める展開で積極的に動きづらい。一方、イランの攻撃に対するイスラエルの報復で戦闘激化が警戒され、利益確定売りが売りが相場を圧迫する可能性もある。
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