対応が難しい試着現場でのマナー問題(イメージ)
連日、多くの外国人観光客が日本を訪れている。日本政府観光局によると、2024年に日本に訪れた外国人旅行者数は3686万9900人と過去最多を記録した。それに伴い、全国各地で深刻化しているのがマナー問題だ。有名観光地のオーバーツーリズム(観光公害)が指摘されることが多いが、身近な場にも及んでいる。アパレルショップやシューズショップの試着現場でも、さまざまマナー問題が起きているという――。
試着室から出てモデル歩きで登場し…
「アパレルショップで、服をめちゃくちゃ散らかしていくのは、外国から来た人たちが多い印象ですね……」
そう嘆くのは、ファッション好きの30代女性・Aさん(メーカー勤務)だ。よく行くショップでそうした光景を何度も見かけるようになったという。なかでも試着室でのマナーが「気になる」と語る。
「試着室に外国から来たお客さんがずっと居座っていて、結局時間がなくなって試着できず帰ったこともあります。とにかく試着時間が長い。試着室に荷物を置いたまま、商品を取りに行っては着るという行動を繰り返していて……。ある時は、店内で勝手にファッションショーの真似事をしていた外国人カップルを見たこともあります。女性がスマホで音楽を流して歌いながら、試着室からモデルのような歩き方で出てきて戻るのを繰り返していました。そんな彼女の様子を男性が動画撮影していたので、何か配信していたのかもしれません」