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【注目トピックス 日本株】サン電子—業績予想を修正、主力事業の新製品・サービスの市場投入遅れなどが影響だが鈍化は一時的

2015年10月8日 8:10

サン電子<6736>は7日、業績予想の修正を開示。主力事業であるモバイルデータソリューション事業が、新製品及び新サービスの市場投入の当初見込みからの遅れ、また計画していた販売の一部が翌期以降に延期となったことも重なり、当初計画を下回る見込みとなった。需要期である下期にある程度回復すると期待していたが、アメリカ市場における予算の延期などもあり、売上の回復が難しくなったと判断し、今回の発表となった。

当セグメントは、2015年3月期には売上高136億26百万円(前期比43.7%増)、セグメント利益が28億15百万円(前期比48.0%増)と急成長をしており、この中には一部、旧製品の生産終了による買い替え促進した売上が含まれているとのこと。結果的に当期の需要を前期の売上に取り込んだことから、その反動で一時的に成長が鈍った模様だ。

同社では携帯端末の世界的な普及や機能の進化に伴い、人々の生活の中でモバイルデータが果たす役割は今後も大きくなっていくと考えている。このモバイルデータの価値の高まりを背景に、モバイルデータを扱う犯罪捜査機関向け(フォレンジック事業)及び携帯販売店向け(モバイルライフサイクル事業)に対する需要の増加をしっかりと売上につなげていき、今期の延期となった案件を取り込みながら、翌期以降は再度、成長を実現させていくとしている。

同事業の海外拠点も世界各地に増えており、当期は南米の拠点の体制を見直したことで、南米地区が計画に対して70%以上の上振れをしているとのこと。ヨーロッパやアジアなどの拠点も、改めて体制を整備し、営業戦略を再構築することで、南米のように成長軌道に戻す考えだ。

費用面では、当セグメントの製品・サービスの一層の差別化を実現するために研究開発投資を引き続き強力に推進しており、固定費の増加を見込んでいる。また、現在グループ全体で情報通信関連分野への事業シフトを進めており、現実世界にデジタル情報を重ね合わせることで、豊かな社会の実現に貢献できるAR(Augmented Reality:拡張現実)やIoTの進展により今後飛躍的に市場規模が拡大すると見込まれるM2Mの開発のスピードアップにより当初計画よりも研究開発費が増加している模様だ。またM2M事業の世界的な展開を見据えてBacsoft社を子会社化しており、それに伴うのれん償却費の計上も費用増の一因となる見込みだ。

上記、売上高の減収及び費用の増加により、利益面で大幅な修正となった形だ。

「主力事業のモバイルデータソリューション事業について、今期は一時的に成長が低くなってはいるが、前期の売上には生産終了に伴う買い替え需要といった一時的な需要増を含んでおり、このような特別な需要がなかったにも関わらず、ドルベースで過去最高を記録した前期並の売上を見込んでいる。このことから、基本的な事業の成長性は変わっていないと考えている。売上総利益自体も減少しておらず、製品・サービスの高い競争力は変わっていない。引き続き、差別化による優位性の確立及び更なる成長を実現するために積極的に研究開発を推し進めていく」(コーポレート本部)としている。

会社の業績予想の修正は、上期で売上高114億円(当初計画比5%減)、営業利益1.0億円(同75.0%減)、経常利益0億円(当初計画は経常利益4億円)、親会社株主に帰属する四半期純利益0.8億円(同68.0%減)。
通期で、売上高240億円(当初計画比12.7%減)、営業利益6億円(同77.8%減)、経常利益4億円(同85.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益4億円(同80.0%減)を見込む。

<SF>

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