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【注目トピックス 日本株】ファーストロジック<6037>過去最大の投資を商品開発と人材採用の2点に集中して行う計画

2015年10月8日 10:44

ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』9月17日放送において、ファーストロジック<6037>を取り上げている。主な内容は以下の通り。

■会社概要
ファーストロジック<6037>は不動産投資のポータルサイト「楽待」を運営しており、2015年2月に東証マザーズへ上場した。

不動産ポータルサイトは、不動産の利用目的によって、「賃貸用不動産」「住宅用不動産」「投資用不動産」の大きく3つに区分されるが、同社は「投資用不動産」に特化したポータルサイトを運営している。「投資用不動産」とは、自身が居住するのではなく、第三者に賃貸することにより、家賃収入を得る目的で投資される不動産の総称である。

「楽待」は、主に個人の不動産投資家層を対象とした、マンション(区分所有及び一棟所有)、アパート(一棟所有)及び戸建住宅等の収益不動産に関する物件情報等を提供している。
同社事業は、投資用不動産の購入意欲を有する会員と不動産会社のマッチング機能を提供するサービスである。「楽待」は誰でも利用可能となっているが、会員登録を行った利用者には、毎日メールマガジン等を通じた投資用不動産の物件情報や不動産投資に関する情報を提供している。

メールマガジン等では、同社制作の特集コラムに加えて現役の不動産投資家による成功体験や失敗体験が綴られた実践大家コラムや、不動産投資に関するニュースを配信している。現在は1ヶ月に500件以上の記事を配信している。なお、会員登録は無料。

一方、顧客である不動産会社に対しては、「楽待」を通じた見込客獲得及び販売促進等のための効率的なツール・サービスを提供しており、これが同社の主たる収益となっている。

■事業内容
同社の事業は集客支援ビジネスと仕入支援ビジネスに大別され、さらに集客支援ビジネスは物件掲載サービス、提案サービス、広告掲載サービスの3サービスで構成されている。

(1)集客支援ビジネス

A.物件掲載サービス
不動産会社が売却を希望する物件情報(仲介含む)を「楽待」に掲載し、不動産投資家からの問合せ(反響)獲得を支援するサービスである。同社は、掲載物件数に応じた掲載料(月額)を不動産会社から受領している。

B.提案サービス
会員が予め登録した購入希望物件の情報(購入価額、表面利回り、建物構造、築年月等)に基づき、購入希望を有する特定の会員に対して不動産会社が「楽待」経由で不動産物件の紹介(提案)を行うことができるサービスである。同社は、提案数等に応じたサービス対価(月額)を不動産会社より受領している。

C.広告掲載サービス
「楽待」上のバナー広告やメールマガジン広告等の広告枠やセミナー案内を、不動産会社や不動産管理会社、金融機関等に対して直接販売し、広告収入を獲得している。

(2)仕入支援ビジネス
保有不動産物件の売却を希望する会員が、不動産会社に査定を依頼できるサービスである。不動産会社は、査定を通じて依頼者である会員から買取物件情報の入手や媒介契約の獲得が期待できるものであり、同社は査定依頼件数に応じたサービス対価を不動産会社より受領している。

■足元の業績
9月14日に発表した2015年7月期決算は、売上高が前期比58.0%増の9.12億円、営業利益が同71.8%増の4.70億円と大幅な増収増益となった。

「楽待」では、大幅な機能向上を図ったiPhoneアプリを2015年3月に公開した。これにより不動産投資に関する情報取得や物件の購入、売却まで一貫してiPhoneアプリで提供している。4月には、Yahoo!JAPANと業務提携を行い、「Yahoo!ファイナンス」トップページに「不動産投資」というカテゴリーが新たに設置され、カテゴリーから「楽待」サイトに直接アクセスできるよう連携している。また、新サービス「大家さんの味方」を7月29日にリリースし、不動産投資家へワンストップのサービスを展開できるような体制整備に注力している。これらの施策により、PV数、会員数やユニークユーザー数は順調に増加している。また、拡販施策により、集客支援ビジネスも順調に推移した。

■今後の見通し
2016年7月期の通期業績については、売上高が前期比37.1%増の12.51億円、営業利益が同22.3%増の5.75億円との見通しを示している。2017年7月期の大幅な増収増益を目指して、2016年7月期は過去最大の投資を商品開発と人材採用の2点に集中して行う計画だが、2ケタ増収増益が継続する見込みとなっている。

物件の掲載数の国内シェアは40%を超えてきており、今後は更に知名度の向上によるマーケティングコスト比率の低下などポジティブフィードバックが想定される局面にある。また、新サービス「大家さんの味方」については2016年7月期を投資の時期と位置付けて育成する方針で、大規模な開発を予定しているという。なお、Yahoo!JAPANとの提携については同社がカテゴリーNo.1という証左で、今後もPV増に寄与することが期待される。PVの増加が広告主(物件掲載主)に効果として認識され、収益に結びつくのは2016年7月期の後半になるとみられる。

投資用不動産ポータルサイトという業界は成長段階にある。トップシェアの同社自身が依然としてユニークユーザー増、PV増という段階にあり、不動産業界の広告費なども考慮すれば、業界のパイ自体が拡大すると想定される局面にある。同社が手掛けるポータルサイトなどのプラットフォーム型事業は寡占化が進みやすいというインターネット業界の特性から、同社シェアの更なる増大も予想される。

ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送

<TM>

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