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【注目トピックス 日本株】日本精機<7287>自動運転でヘッドアップディスプレイ(HUD)の役割が大きくなる可能性

2015年10月8日 10:33

ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』9月10日放送において、日本精機<7287>を取り上げている。主な内容は以下の通り。

■事業概要(ヘッドアップディスプレイ(HUD)において市場トップシェア)
四輪車用・二輪車用の車載用計器や民生製品、表示ディスプレイなど、グローバルに営業・設計・生産活動を展開する自動車部品メーカーである。今後普及が進むと見込まれるヘッドアップディスプレイ(HUD)において市場トップシェアを占める。HUDは、ドライバーが前方視線のまま、フロントガラスに映し出された車速やナビゲーション表示などのさまざまな情報を、より早く確実に確認できるシステムであり、先進運転支援システム(ADAS)などによる情報量が増大する中、安全運転をサポートするシステムとして急速に普及が拡大している。

■事業環境(各メーカーによる自動運転車の開発)
また、四輪車を取り巻く環境では、各メーカーが自動運転車の開発を急いでいる。交通事故低減・渋滞緩和・高齢者移動支援等の実現手段として、新たな対策である自動運転技術への期待は高く、関連する市場拡大も見込まれている。わが国では、関係6省庁/トヨタ/日産/ホンダなどがITSに係る戦略を「官民ITS構想・ロードマップ」として策定している。自動運転技術の開発とともにメーターから映す、ナビゲーションから映すディスプレイとしてHUDの役割が大きくなると考えられる。

■HUDを計器に次ぐ事業拡大の柱と位置づけ(HUDの搭載メーカー、車種が拡大)
同社はHUDを計器に次ぐ事業拡大の柱と位置づけている。BMW、GM、国内ではマツダ向けに納入しているほか、子会社で、欧州において四輪、二輪車用計器等の販売を手掛ける「Nippon Seiki (Europe)B.V.」が2015年2月より「Audi AG」向けにヘッドアップディスプレイの納入を開始。Audi向けの取引としては、自動車用メーターでは1990年頃から納入実績があるが、ヘッドアップディスプレイでは今回が初めてとなり、大型SUVである新型「Q7」にも搭載されるほか、他車種へ順次搭載される予定である。

HUDはヨーロッパの高級車への納入実績が多く、主力のBMW、今回のAudiに加え、今後はメルセデスベンツを狙う。VW(フォルクスワーゲン)にいてはスモールカーとなるため、メルセデスベンツへの可能性が期待されるところである。また、米国ではGM向けが好調であり、クライスラー、フォードについては、これからの市場といったところである。米国については、ニーズが高まるのは、これからであろう。

■足元の業績
足元の業績では、2016年3月期第1四半期(15年4-6月)決算は、売上高が前年同期比7.2%増の589.00億円、営業利益が同4.4%減の53.16億円、経常利益が同23.3%増の66.09億円、四半期純利益が同22.5%増の42.09億円だった。
16年3月期通期については、売上高が前期比1.3%増の2300.00億円、営業利益が同23.9%減の125.00億円、経常利益が同38.6%減の145.00億円、純利益が同41.2%減の85.00億円を見込んでいる。

■受注拡大で開発コスト増、業績が急拡大は18年3月期に
なお、HUDは車種毎に異なり、しかも、角度や曲面などが複雑なフロントウインドウに歪みのない表示を映し出すためには、それぞれの形状に合致した光学ミラーを設計する技術が必要となる。光学系設計技術、ディスプレイ技術、表示デザイン技術、超精密加工技術が求められるなか、開発コストも膨らむ。受注好調となるなか、人材不足でリソースが足りない状況であり、今、来期についてはリソース確保のための先行投資が膨らむ。そのため、業績が急拡大するのは2018年3月期以降となろう。

■株価動向
足元で調整が続いており、直近安値水準でのこう着。週間形状の一目均衡表では雲の中での推移であり、強弱感が対立しやすいところ。ただし、雲下限レベルでの底堅さは意識されてきている。直近ボトム水準であること、PBR0.8倍台と1倍割れの水準であり、今後の成長が見込まれる中、下値リスクは小さいとみられる。

ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送

<TM>

fisco

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