*05:16JST 高島---1Qは2ケタ増益、産業資材セグメントが2ケタ増益に
高島<8007>は7日、2026年3月期第1四半期(25年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比10.8%減の215.97億円、営業利益が同21.8%増の4.69億円、経常利益が同59.4%増の5.73億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同109.8%増の3.89億円となった。
建材セグメントの売上高は140.80億円(同14.0%減)、セグメント利益は3.97億円(同7.8%減)となった。非住宅分野は、前期に比べ小規模案件の割合が高かったことに加え、業界全体の工期遅延傾向の影響も受け、減
収となった。住宅分野も着工戸数の減少により減収となった。再生可能エネルギー資材分野は、住宅向け蓄電池販売が好調に推移し、増収となった。セグメント利益は、セグメント売上の減少に加え、組織再編に伴う営業活動費用が増加したことにより減益となった。
産業資材セグメントの売上高は39.90億円(同7.5%減)、セグメント利益は2.49億円(同82.0%増)となった。樹脂関連資材分野は、自動車関連や電子機器・精密機器関連の部材・物流資材の受注拡大に加え、アミューズメント関連でリサイクル樹脂製品の新規受注を獲得し、増収となった。繊維関連資材分野は、産業用機能性繊維において資材・製品販売が拡大した一方で、アパレル事業において「選択と集中」を進め、いくつかの事業を縮小したことにより減収となった。セグメント利益は、連結子会社の生産機能活用による工場稼働率の向上が、利益拡大に大きく寄与し増益となった。
電子・デバイスセグメントの売上高は35.39億円(同0.2%増)、セグメント利益は1.36億円(同12.0%減)となった。日本国内の民生電子機器市場は引き続き低調に推移しているが、白物家電市場は概ね前年同期並みの推移となった。デバイス分野は、一部の主要顧客にて電子部品の供給不足の反動で積み上がっていた部品在庫の出荷が進まず、減収となった。一方で、アセンブリ分野は、エアコン関連の受注が昨年比で大幅に拡大し、増収となった。
2026年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比16.4%増の1,100.00億円、営業利益は同22.1%増の26.00億円、経常利益は同28.4%増の26.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同21.3%増の19.00億円とする期初計画を据え置いている。
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