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【注目トピックス 日本株】あいHD Research Memo(10):金融機関向け大型カード発券機の事業会社を傘下に収める

2015年10月9日 16:22

■中長期展望

(4)カード機器事業の拡大

既存のカード機器事業も今後は拡大が見込まれる。以前のカード機器事業は約90%近くが病院向け(診察券発行機等)であり、安定的ではあるが大きな伸びは期待しづらい部門であった。しかしここ数年は、地方銀行や大手都市銀行などでキャッシュカード即時発行機の導入が拡大し、金融機関向けが少しずつではあるが増加傾向にある。さらに今後は、これらの既存製品に加えて新規に子会社となったNBS Technologies Inc.(Canada)の業績が加わる。

NBS Technologies Inc.(Canada)の主力事業は金融機関向けの大型カード発行機だが、日本での同市場は日本データカード(米国Entrsut Datacard社とトッパンフォームズの合弁)が90%以上のシェアを握っている。あいホールディングス<3076>も以前からこの市場に対しては、NBS Technologies Inc.(Canada)製品を輸入して参入を試みていたが、思うようには進まなかった。しかし今回、直接NBS Technologies Inc.(Canada)を傘下に収めたことで、同市場への参入を本格的に進める計画だ。

もう1つ注目すべきは、今回の買収によって同社グループに加わったNBS Technologies (US)Inc.(NBS Technologies Inc.(Canada)の孫会社)がICカード用ソフトウェアの技術を持っていることだ。このICカード用ソフトウェア技術は、日本においては大日本印刷<7912>、凸版印刷<7911>、日本データカードがほぼ独占していたが、今回の買収によって同社もこのソフトウェア市場へくさびを打つことが可能になった点は大いに注目できる。

NBS Technologies Inc.(Canada)の業績は5年後に売上高8,680百万円、営業利益1,600百万円が計画されている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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