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FiscoNews

【注目トピックス 日本株】イノベーション—2Qも2ケタ増収、ITソリューション事業が売上高・利益ともに順調に推移

*12:45JST イノベーション---2Qも2ケタ増収、ITソリューション事業が売上高・利益ともに順調に推移
イノベーション<3970>は10日、2026年3月期第2四半期(25年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比30.0%増の33.69億円、営業損失が2.61億円(前年同期は1.85億円の利益)、経常損失が3.27億円(同1.81億円の利益)、親会社株主に帰属する中間純損失が2.69億円(同0.23億円の損失)となった。

オンラインメディア事業の売上高は前年同期比5.9%減の17.84億円、セグメント利益は同18.4%減の5.83億円となった。主力の「ITトレンド」においては、掲載製品数が3,494製品(前年同期比3.7%減)となり、当中間連結会計期間の来訪者数(延べ人数)は7,204,080人(前年同期比32.6%減)となった。生成AIの普及により情報収集チャネルが多様化し、検索経由の流入が減少したことが影響しているが、新たな集客施策や広告効率の改善等の効果により資料請求は堅調に推移し、量から質への転換が進展した。また、事業運営効率化の進展や会員ビジネスへのシフトを通じて、収益基盤の安定化を図っている。

ITソリューション事業の売上高は同583.3%増の13.60億円、セグメント利益は同38.9%増の0.90億円となった。主力製品の「List Finder」に加え、連結対象となったシャノンの「SHANON MARKETING PLATFORM」等の寄与により、売上高及びセグメント利益が大幅に増加した。一方で、TOBに伴い発生したのれん及び無形固定資産の償却が継続しており、利益面では一定の影響が生じている。

金融プラットフォーム事業の売上高は同54.8%減の2.23億円、セグメント損失は0.92億円(前年同期は1.03億円の損失)となった。主力の「IFA」においては、業務委託部門の売却に伴い売上高が大きく減少した。一方で、事業運営効率化の効果は当中間期中にはまだ十分に発現しておらず、利益面の改善には至らなかった。

VCファンド事業のセグメント損失は1.10億円(前年同期は0.31億円の損失)となった。INNOVATION HAYATE V Capital投資事業有限責任組合および2025年5月に新たに組成したINNOVATION V Capital投資事業有限責任組合(現時点では連結対象外)に関わるものとなっている。当中間連結会計期間においては株式の売却は実施していないが、保有株式の時価下落に伴い評価損を計上した。

2026年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比55.3%増の83.00億円、営業利益が同10.8%増の3.90億円、経常利益が同0.1%減の3.40億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同196.4%増の2.00億円とする期初計画を据え置いている。

<NH>

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