*18:25JST 12日の中国本土市場概況:上海総合は小幅続落、方向感の乏しい展開
12日の中国本土市場は小幅続落。主要指標の上海総合指数が前日比2.62ポイント(0.07%)安の4000.14ポイントと続落した。
上値を試す動きもみられたが、テクノロジー関連や太陽電池関連などこのところ上昇が目立っていた銘柄に利益確定売りが出て相場の重荷となった。一方で、当局による金融緩和や景気刺激策への期待が下支え要因として機能し、買いが全く入らなかったわけではない。ただ、政策期待が明確な形で確認されたわけではなく、買いの持続力には乏しかった。指数は方向感を欠いた展開となり、ミニマムな下げにとどまったが、積極的な買いが再び入るまでには慎重な空気が漂った。
セクター別では、ハイテクの下げが目立った。聞泰科技(600745/SH)が4.6%安、北京兆易創新科技(603986/SH)が3.5%安、方正科技集団(600601/SH)が2.3%安となった。
また、証券株も売られた。信達証券(601059/SH)が2.7%安、太平洋証券(601099/SH)が1.8%安、首創証券(601136/SH)が1.3%安となった。インフラや不動産関連も売られた。
半面、銀行・保険株は買われた。中国農業銀行(601288/SH)が3.5%高、中国銀行(601988/SH)が1.4%高、中国人寿保険(601628/SH)が2.0%高、中国平安保険(601318/SH)が1.4%高となった。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.70ポイント(0.27%)安の257.02ポイント、深センB株指数が1.87ポイント(0.14%)高の1321.60ポイントで取引を終了した。
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