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FiscoNews

【注目トピックス 外国株】12日の香港市場概況:ハンセン指数は3日続伸、約1カ月ぶりの高値を更新

*18:34JST 12日の香港市場概況:ハンセン指数は3日続伸、約1カ月ぶりの高値を更新
12日の香港市場は3日続伸。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比226.32ポイント(0.85%)高の26922.73ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が77.50ポイント(0.82%)高の9538.99ポイントとなった。

ハンセン指数はこの日、約1カ月ぶり高値を更新して引けた。内需・金融・不動産を中心に上昇がみられたものの、世界的な景気の先行きや金利の水準には慎重姿勢が残っていた。特に米国の政府機関一時的な資金繰り問題や米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ時期に対する見方が交錯し、市場心理にはやや足踏み感が出た。こうした中、中国政府の景気刺激策への期待が浮上し、銀行・保険・石油・天然資源など本土系銘柄を中心に買いが入った。加えて、景気敏感株への資金流入とともに、指数の上値を支える材料となった。

ハンセン指数の構成銘柄では、金融・不動産・エネルギー関連銘柄に買いが入った。中国人寿保険(2628/HK)が4.3%高、新鴻基地産(0016/HK)が5.4%高、中国石油天然気(0857/HK)が2.8%高となり、景気刺激策期待を背景に本土系内需株中心に資金が流入した。中国政府による不動産支援姿勢や銀行への政策支援の継続観測が投資家心理を下支えした。

半面、テクノロジーおよび電子部品関連株が軟調だった。新興ハイテク銘柄のセンチメントがやや悪化する中、サプライチェーン懸念が再燃し、信義光能(0968/HK)が4.9%安、アリババ(9988/HK)が2.4%安、吉利汽車(0175/HK)が2.5%安となった。米中間のテクノロジー規制の継続懸念も、投資家の慎重姿勢を誘った。

消費関連株でも弱含みの動きが見られた。バイドゥ(9888/HK)が1.9%安、ポップマート(9992/HK)が1.6%安、ティンイ・ホールディングス(6808/HK)が0.5%安と下落。個人消費の回復ペースに対する不透明感が根強く、売り優勢の展開となった。その他、医薬や通信などディフェンシブ株の一角にも軟調な銘柄が散見された。

中国本土市場は続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.07%安の4000.14ポイントで取引を終了した。ハイテク、証券、インフラ関連、素材、自動車などに売りが広がった。半面、銀行・保険は高い。また、エネルギー、運輸、医薬の一角なども買われた。

<NH>

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