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FiscoNews

【オープニングコメント】バリュー株など内需系を中心に出遅れ修正

*08:40JST バリュー株など内需系を中心に出遅れ修正
 14日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極めることになりそうだ。13日の米国市場はNYダウが797ドル安、ナスダックは536ポイント安だった。トランプ米大統領の署名で政府機関の閉鎖が解除された。ただ、これまで閉鎖解除に向けた動きを手掛かりにNYダウは連日で最高値を更新していただけに、ハイテク株を中心に利益確定の売りが強まった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比1205円安の50095円、円相場は1ドル=154円50銭台で推移している。

 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、ギャップダウンで始まりそうだ。米国ではハイテク株の一角に利益確定の売りが入っていることもあり、ソフトバンクG<9984>やアドバンテスト<6857>、東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の下げが日経平均株価の重荷になりそうだ。また、昨夕決算を発表したキオクシアHD<285A>が私設取引(PTS)で一時20%余り下落したこともセンチメントを冷ますことにつながりそうだ。

 ただ、日経平均株価はこれまで上向きで推移する25日線を支持線としたトレンドを形成している。5万円に接近する局面では49730円辺りに位置している25日線が支持線として意識されやすく、押し目待ち狙いの買いが入りやすくなりそうである。
半導体・AI関連株は手掛けにくいだろうが、バリュー株など内需系を中心に出遅れ修正の物色が意識されてきそうである。足もとで日米ともにAI関連株への持ち高調整の動きがみられていたこともあり、過度なリスク回避には向かわないだろう。

 決算発表は本日がピークとなり、来週以降は決算を受けてイレギュラー的な価格を形成した銘柄などには、改めて業績内容を手掛かりとした物色に向かわせよう。
来週のエヌビディア決算通過までは、半導体・AI関連株への資金流入を慎重にさせるとみておきたい。なお、昨夕決算を発表したところでは、ニトリHD<9843>、GMO-FG<4051>、JESHD<6544>、サンマルクHD<3395>、上組<9364>、カナミックN<3939>、西鉄<9031>、イノベーションHD<3484>、PKSHA<3993>、マーキュリアHD<7347>、奥村組<1833>などが注目される。

<AK>

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