*09:05JST 日経平均は873円安、寄り後は下げ幅拡大
日経平均は873円安(9時5分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が大幅に下落したことが東京市場の株価の重しとなった。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が2.29%下落、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3.72%下落と、ダウ平均(1.65%下落)と比べ下落率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価を抑える要因となった。また、外為市場で1ドル=154円60銭台と、昨日15時30分頃と比べ30銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。さらに、来週19日発表予定の米エヌビディアの8-10月期決算を確認したいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、国内主要企業の4-9月期決算発表が今日まで続き、好決算・好業績銘柄への物色意欲が引き続き株価支援要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、今日は株価指数先物オプション11月物の特別清算指数(SQ)算出日となる。日本時間の今日午前に、10月の中国70都市の新築住宅価格動向、10月の中国小売売上高、10月の中国工業生産高などが発表される。寄り後、日経平均は下げ幅を拡大している。
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