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FiscoNews

【注目トピックス 日本株】ヤマノHD—2Qは増収・上期3期ぶり黒字化、EBITDA前年同期比+271%増、ニューバリューセグメントは2ケタ増収

*21:30JST ヤマノHD---2Qは増収・上期3期ぶり黒字化、EBITDA前年同期比+271%増、ニューバリューセグメントは2ケタ増収
ヤマノホールディングス<7571>は13日、2026年3月期第2四半期(25年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.6%増の71.61億円、EBITDAが1.84億円(前年同期比271.1%)、営業利益が1.00億円(前年同期は0.05億円の損失)、経常利益が0.69億円(同0.13億円の損失)、親会社株主に帰属する中間純利益が0.13億円(同0.63億円の損失)となった。
当中間期決算では、ニューバリューセグメント・コアバリューセグメントともに増収となった。ニューバリューセグメントでは、教育事業の堅調な推移に加え、M&A効果が成長を押し上げた。コアバリューセグメントでは、新システム導入による業務効率化が進み、下期には効果が本格化する見通し。利益面では、M&A取得関連費用が発生する中でも増益を確保し、収益基盤の強化が着実に進んでいる。

ニューバリューセグメントの売上高は10.04億円(前年同期比15.0%増)、セグメント利益は0.13億円(前年同期比68.4%減)となった。教育事業は、マンツーマンアカデミー、東京ガイダンス、灯学舎の3子会社を通じて、関東エリアを中心に計66教室を展開しており、概ね順調に推移し、増収を確保した。新規生徒募集や在籍生徒数の最大化、講習数の増加に向けた取り組みを強化するとともに、より質の高いサービス提供に向け、人財採用の強化や教室長候補の早期育成に向けた研修プログラムの充実など、人財力の強化を図っている。リユース事業のOLD FLIPは、前期に引き続き収益構造改革を進めている。店舗販売はブランディングの確立に向けて、商材・販売体制の見直しに着手するとともに、EC拡充やBtoB販売先の開拓を図るなど、多様化する市場ニーズに即応した販売チャネルの整備を推進しており、収益化に向けた基盤整備が着実に進捗している。2025年4月にグループ入りした写真スタジオを運営する薬師スタジオにより、フォト事業分野へ新たに事業領域を拡大した。さらに、2025年6月には、リユース事業として2社目となるニューヨークジョーエクスチェンジがグループ入りした。

コアバリューセグメントの売上高は61.56億円(前年同期比3.1%増)、セグメント利益は1.89億円(前年同期は0.41億円の損失)となった。和装宝飾事業は、前期に収益の安定化を目的として営業資源の再配置や不採算店舗の閉鎖といった選択と集中を進め、店舗数は前年同期比で9店舗減少した。こうした構造改革の効果は今期も継続しており、1店舗当たりの平均売上高は増加している。大型展示販売会では来場数は前年水準を維持する中で売上は増加し、販売効率向上と粗利率管理の徹底により、店舗当たりの売上高および粗利率も改善している。美容事業は、前期に営業資源最適化や不採算店舗の閉鎖により店舗数は5店舗減少した影響で、売上高は減少したが、価格改定やサービスメニューの強化により売上構成が改善し、利益は大きく拡大した。加えて、仕入コントロールの強化やFC店舗の増加により、収益基盤もさらに強化されている。ライフプラス事業は、販売員および顧客の高齢化などの構造課題が続く中、拠点統廃合や販路拡大施策、催事販売の強化、コスト管理の徹底等に取り組んだ結果、収益は大きく改善し、上半期として黒字化を達成した。

2026年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比3.1%増の144.00億円、営業利益が同95.3%増の5.00億円、経常利益が同90.4%増の4.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同665.1%増の3.20億円とする期初計画を据え置いている。

<AK>

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