*06:58JST NY株式:NYダウは309ドル安、ハイテクが回復
米国株式市場はまちまち。ダウ平均309.74ドル安の47147.48ドル、ナスダックは30.23ポイント高の22900.59で取引を終了した。
人工知能(AI)バブル懸念に利益確定売りが継続し、寄り付き後、下落。利下げ期待の後退も更なる売り材料となり、続落した。その後、値ごろ感からハイテクが買い戻され、ナスダックは上昇に転じた。ダウも下げ幅を縮小しまちまちで終了。セクター別ではエネルギーやソフトウェア・サービスが上昇、ヘルスケア機器・サービスが下落した。
半導体のマイクロン・テクノロジー(MU)はアナリストの投資判断引き上げや韓国のサムソンがメモリーチップの販売価格を引き上げているとの報道で、それぞれ買われた。製薬会社のメルク(MRK)はインフルエンザ治療薬開発中のバイオ、シダラ・セラピューティクス買収で合意したことを発表し、小幅安。スポーツ用品メーカーのアンダーアーマー(UAA)は、NBAのスター、プロバスケット選手との10年以上にわたった提携解消が嫌気され下落。ディスカウント小売のウォルマート(WMT)は、マクミロン最高経営責任者(CEO)退任発表を嫌気し、下落した。
世界中のイベントチケットの売り買いプラットフォーム、スタブハブ(STUB)は第3四半期決算で損失が拡大したほか、見通しを示さず、警戒感に売られた。中国のオンライン小売、アリババ(BABA)は否定したが、中国軍を支援したとの報道で、大幅安。
検索グーグルを運営するアルファベット(GOOG)は取引終了後、テキサスで新たなデータセンターに400億ドル投資すると発表したほか、保険バークシャー・ハサウェイ(BRK)が新たに同社株を購入したことが届け出で明らかになり、時間外取引で買われている。
(Horiko Capital Management LLC)
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