*08:29JST 1日の米国市場ダイジェスト:NYダウは427安、リスクオフ優勢
■NY株式:NYダウは427安、リスクオフ優勢
米国株式市場は大幅反落。ダウ平均は427.09ドル安の47289.33ドル、ナスダックは89.77ポイント安の23275.92で取引を終了した。暗号資産相場の下落や円キャリートレードの巻き戻しなどのリスクが警戒され、寄り付き後、下落。さらに、ISM製造業景況指数が予想外に悪化し、経済の成長減速懸念も重しとなった。
その後も、ベネズエラを巡る地政学的リスクの上昇や、長期金利の上昇も嫌気され、相場は続落。終盤にかけても売りが続き終了した。セクター別ではテクノロジー・ハード・機器、エネルギーが上昇した一方、資本財・公益事業が下落した。
■NY為替:米次期FRB議長にらみ米12月利下げ観測強まる、ドル続落
1日のニューヨーク外為市場でドル・円は154円67銭まで下落後、155円52銭まで上昇し、155円46銭で引けた。トランプ米大統領が次期連邦準備制度理事会(FRB)議長候補を決めたことを明らかにしたほか、米11月ISM製造業景況指数が予想外に10月から低下したため12月の利下げを織り込むドル売りに拍車がかかった。また、日銀の12月利上げを織り込む円買いが強まった。その後、10年債利回りの上昇に伴いドルは下げ止まった。
ユーロ・ドルは1.1652ドルまで上昇後、1.1607ドルまで反落し、1.1609ドルで引けた。ユーロ・円は180円14銭まで下落後、180円60銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.3275ドルへ上昇後、1.3208ドルまで反落。
■NY原油:反発、生産拡大の思惑は後退
1日のNY原油先物1月限は反発。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比+0.77ドル(+1.32%)の59.32ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは58.83-59.97ドル。アジア市場の序盤で58.83ドルまで売られたが、生産拡大の思惑は後退し、買いが強まり、主に59ドル台で推移。通常取引終了後の時間外取引では主に59ドル台前半で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 53.24ドル -0.41ドル(-0.76%)
モルガン・スタンレー(MS) 168.47ドル -1.19ドル(-0.70%)
ゴールドマン・サックス(GS)810.86ドル -15.18ドル(-1.83%)
インテル(INTC) 40.01ドル -0.55ドル(-1.35%)
アップル(AAPL) 283.10ドル +4.25ドル(+1.52%)
アルファベット(GOOG) 315.12ドル -5.00ドル(-1.56%)
メタ(META) 640.87ドル -7.08ドル(-1.09%)
キャタピラー(CAT) 568.06ドル -7.70ドル(-1.33%)
アルコア(AA) 41.65ドル -0.09ドル(-0.21%)
ウォルマート(WMT) 111.53ドル +1.02ドル(+0.92%)
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