*07:48JST NYの視点:米12月FOMC睨む展開、最新雇用統計やCPI発表見送り
米国短期金融市場では12月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げを98%織り込んだ。12月9日、10日の2日間に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)までに発表される金融政策決定に重要な指標としては、唯一コア個人消費支出(PCE)価格指数のみ。政府機関閉鎖の影響で、最新雇用統計や消費者物価指数(CPI)の発表はない。コアPCE価格でインフレ最近のインフレ基調は判断可能となる。古い統計となるが9月のコアPCE価格指数は前年比+2.8%と、8月の2.91%から低下する見込み。インフレ鈍化基調を証明すると見られている。
一方、労働市場状況では、ADP雇用統計やJOLT求人件数などを参考にしていくことになる。FRBは金融政策決定判断で困難に直面する。トランプ米大統領は来年初めには次期議長候補を指名すると言及。ハセット国家経済会議(NEC)委員長が最有力候補とされている。来年は積極的な利下げが見込まれ、ドルの上値も限定的となる可能性がある。
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