シケモク投資家さんが投資判断のために注目する「株価を押し上げる3つの力」とは(写真:イメージマート)
「割安」と思って買ったのに、株価がなかなか上がらない――。そんな経験をした投資家は少なくないだろう。元手300万円で株式投資を始め、資産17億円超を築いた億り人・シケモク投資家さんは、資産バリュー株で利益を狙うなら、単に「安い株」を探すだけではなく、「買った後に株価を押し上げる力があるか」まで見通すことが重要と説明する。
「ほとんど負けない」と確信できたときのみ投資するスタンスのシケモク投資家さんが、その判断のために注目する「株価を押し上げる3つの力」とは。
自身の投資手法や銘柄選定ルールを公開した話題の新刊『サラリーマンが株で4億円。FIREして今17億円』(KADOKAWA)より一部抜粋・再構成して紹介する。
事業価値がゼロでも上がる株を探す
私は株価の上昇要因(=少なくとも株価が下がらない要因)を3つの力に分けて考えています。その3つは以下です。
・(1)内在価値の力
・(2)平均回帰の力
・(3)業績成長の力
(1)の企業が持つ内在価値の力は、「事業価値-非支配株主持分-有利子負債+現預金+有価証券+投資有価証券+賃貸等不動産」で計算します。
株価はこの内在価値に収れんしていく、というのが伝統的な資産バリュー株投資の考え方で、内在価値は株価が上昇する力(割安度を解消する力)ともいえます。
2016年~2020年に売買した京阪神ビルディングを使ったシケモク投資家流の資産バリュー株投資の実践例で説明しましょう。
