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【注目トピックス 日本株】クリレスHD Research Memo(3):16/2期2Qは大幅な増収増益、磯丸水産が業績を牽引

2015年10月20日 16:04

■決算概要

(1) 2016年2月期上期決算の概要

クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>の2016年2月期上期の業績は、売上高が前期比31.8%増の44,212百万円、営業利益が同30.1%増の3,378百万円、経常利益が同31.2%増の3,621百万円、純利益が同90.3%増の1,882百万円と大幅な増収増益であった。同社は、KRを連結化したことに伴い、第1四半期決算の発表時に業績予想(上期及び通期)の増額修正を行っているが、売上高、各利益ともにそれをさらに上回る進捗となった。

売上高は、すべてのカテゴリーで伸長したが、KR(専門カテゴリー)の連結化による業績寄与(2ヶ月分)に加え、順調に店舗数を拡大している海鮮居酒屋業態「磯丸水産」(SFPカテゴリー)が大幅な業績の伸びをけん引している。また、前回の修正業績予想を上回ったのは、主力のCRカテゴリーにおける既存店売上高が想定を上回って好調であったことや、高めに見積もっていた原価率を想定以下にコントロールできたことが主因である。全社的な既存店売上高も99.8%(計画では97.4%)と想定を上回るとともに、新規出店数54店舗(計画では50店舗)、M&Aによる店舗取得106店舗により、2015年8月末の店舗数は761店舗(前期末比145店舗増)と大きく拡大した。

損益面では、原材料費の高騰(特に肉類)などにより原価率が上昇したものの想定以下にコントロールしたことに加え、新規出店の前倒しによる出店費用の増加等も増収により吸収したことで経常利益率は8.2%(前年同期は8.2%)を確保した。

カテゴリー別の業績は以下のとおりである。

CRカテゴリーは、売上高が前年同期比9.9%増の19,969百万円、カテゴリー利益が同5.4%減の2,173百万円と増収ながら減益となった。ただ、計画に対しては、売上高、カテゴリー利益ともに想定を上回った。順調な店舗数の拡大により増収になったものの、原材料費の高騰や採用人件費、順調な新規出店に伴う費用の増加により減益となった。一方、計画を上回ったのは、キャラクターカフェ※1等の新店が好調であったことや、低価格ランチビュッフェの集客向上策の実施等により既存店が100.6%(計画では97.1%)と想定以上に好調に推移したことが主因である。また、肉類等の食材価格高騰についてもメニュー構成の見直し等により想定以下で抑えることができたことも寄与した。2015年8月末の店舗数は、新規出店数27店舗、退店4店舗により382店舗となった。
※1サンリオとのコラボレーションによるカフェ(ポムポムプリンカフェ)など

SFPカテゴリーは、売上高が前年同期比42.0%増の14,289百万円、カテゴリー利益が同62.1%増の1,662百万円と大幅な増収増益となった。ただ、計画に対しては、売上高、カテゴリー利益ともに想定を若干下回った。「磯丸水産」を軸とした順調な店舗数の拡大が大幅な業績の伸びをけん引している。一方、既存店売上高は98.5%と堅調ではあったものの、6月の天候不順の影響が計画を下回る要因となった(ただし、7月以降は計画を上回って推移しているようである)。2015年8月末の店舗数は、新規出店数20店舗、退店ゼロにより157店舗となった。

専門カテゴリーは、売上高が前年同期比107.5%増の8,510百万円、カテゴリー利益が同102.0%増の709百万円と大幅な増収増益となった。計画に対しても、売上高、利益ともに想定を上回った。売上高では、2015年7月から連結化されたKRによる寄与(2ヶ月間で約3,800百万円)が増収に大きく貢献した。また、2014年6月から連結化されたYUNARIが期初から寄与(約400百万円の上乗せ)したことも増収要因となった。なお、計画を上回ったのは、KRにおける新店(賤ヶ丘SA)※2の前倒し等によるものである。一方、利益面でも、KRによる利益貢献(約250百万円)に加えて、業績が低迷していたEWのリストラ(不採算店舗の閉鎖等)が完了(黒字化)したことが増益要因となった。2015年8月末の店舗数は、新規出店数(M&Aを含む)99店舗、退店5店舗により181店舗となった。
※2 KRフードサービスは、「かごの屋」ブランドのほかにも、高速道路のサービスエリア向けにフードコードや物販の受託事業(コントラクト)も展開している(現在3ヶ所)。

海外カテゴリーは、売上高が前年同期比18.1%増の1,392百万円、カテゴリー利益が13百万円(前年同期は116百万円の損失)と増収及び黒字転換となった。計画に対しては、売上高はほぼ想定どおりであったが、利益は想定を上回った。香港及びシンガポールが好調に推移したことが増収に寄与した。また、利益面でも、中国(上海)における不採算店舗の閉鎖や、香港及びシンガポールでのコストコントロールが奏功したことなどにより黒字化を達成した。2015年8月末の店舗数は、新規出店数(M&Aを含む)14店舗、退店6店舗により41店舗となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

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