マネーポストWEB「マネーポスト」公式サイト

FiscoNews

【注目トピックス 日本株】ジオマテック Research Memo(4):OLED向けタッチパネルなど新分野に注力し、収益基盤を強化

2017年7月24日 16:56

■今後の展望と課題

ジオマテック<6907>の現時点における収益基盤は、FPDに関連するビジネスが全体のおよそ3分の2を占めており、ディスプレイ産業への依存度が高い。そのため、この分野の市場動向に収益が左右されやすく、中長期的な視点でみると、ディスプレイ産業以外で安定した収益基盤を構築する必要がある。

同社は創業来、大きな産業サイクルの影響を受けてきた。逆風が吹くたびに潤沢なキャッシュフローで乗り切っていたが、今後は風に頼らず自身で能動的に厳しい環境に対処する、言わば、攻めの経営に転じた。それは、これまでほとんど投じていなかった広告宣伝や販売促進活動に予算を計上するようになったことからも伺える。

現在、同社を取り巻く収益環境は、スマートフォンの需要こそ拡大基調にあるが、ひと頃に比べて成熟化しており、楽観視できない。スマートフォンはOLEDが本格採用され出していることも脅威となる材料だ。一方では、力を注いでいる車載向け薄膜加工の案件が増加しているほか、OLED向けタッチパネルの増加が収益機会となっている。こうした点を踏まえ、ディスプレイを堅持しつつ、車載向けと新たな製品・分野への販売展開と技術開発力の強化に取り組む。

既存事業については、汎用性の高い自動化、半自動化による生産性の向上と低コスト化などに努め、同時に、新規事業については、事業ポートフォリオの高付加価値製品群の比重を高め、薄膜技術の応用をディスプレイ産業一極から幅広い分野に広げていく。益率が高い高付加価値製品や試作品に注力し、同時に取引先を拡大させる構えだ。

具体的には、塗装では出せない鮮やかな色が特徴となる加飾膜は、腕時計などへ採用。今後は車載や建材向けへの展開が期待されている。また、透明でありながら電気を通し発熱する透明ヒーターは、電車のフロント窓や監視カメラなどで採用、新たに開発したドーム型の透明ヒーターは、北海道など寒冷地での高速道路の監視カメラ用として試験中である。

そのほか、 透明導電膜、金属膜、加飾膜、金属反射膜、光学多層膜、反射防止膜、赤外線・紫外線カット膜、遮光膜、撥水・親水膜、薄膜熱電対など多種多様な技術を幅広い産業分野で応用を進める。

最近では、人が近づくと反応する静電容量型近接センサーや、円筒内部への成膜(コーティング)技術を開発したが、今後も「試作から量産まで」をモットーに、関連する市場や製品の技術・知識の融合により、新しい技術を構築する考えだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野 文也)

<MW>

fisco

FX・株に挑戦したい人必見! 初心者向き記事まとめ

税制優遇でお得に“自分年金”を作れる「iDeCo」特集

【資料請求】業界最大級の商品ラインアップ「SBI証券のiDeCo」
森永卓郎氏 現役時代にしておくべき「脱・老後破産」の準備

カードローンQ&A

  • 即日融資とは?即日融資は本当に即日に融資をしてもらえるの?
  • 外資系保険会社の外交員がFXで1000万円以上稼いだ方法とは
  • 当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

    当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

    小学館雑誌定期購読小学館のプライバシーステートメント問い合わせ広告掲載について

    © Shogakukan Inc. 2018 . All rights reserved. No reproduction or republication without written permission. 掲載の記事・写真・イラスト等のすべてのコンテンツの無断複写・転載を禁じます。