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鎮痛剤ロキソニン、処方薬と市販薬の値段の違いは?

市販薬を取り入れることも医療費節約に有効

市販薬を取り入れることも医療費節約に有効

 医療用の医薬品を服用するためには、まず病院や診療所で医師の診察を受けて処方箋を書いてもらい、薬局でその薬を調剤してもらう手順を踏まなければならない。

 たとえば、鎮痛剤のロキソニンを処方してもらう場合、まず診療所で1060円、調剤薬局では薬代を含めて410円かかる。患者の負担は合計1470円だ(*)。

【*診療所は初診の場合。調剤薬局は調剤基本料1、後発医薬品調剤体制加算1を算定。薬剤服用歴管理指導料はおくすり手帳持参の場合。薬剤はロキソニン錠60mgを12錠の価格】

 一方、市販薬の「ロキソニンS」のメーカー小売希望価格は700円(税込)。診療所で処方してもらうより、770円安く手に入れられる。

「ロキソニンSは、スイッチOTC医薬品と呼ばれるもので、もともと医療用だった薬を市販薬に転用したものです。医療用と同等の効能があるので病気の種類や症状によっては、市販薬を取り入れると医療費節約につながります」(薬剤師の水八寿裕さん)

 こうした市販薬の情報にも薬剤師は詳しいので、病院や診療所に行く前に調剤薬局に寄って利用する薬について相談するのもひとつの手段だ。

※女性セブン2017年8月10日号

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